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SK、きょう「グリーンユニフォーム」を着る

SK、きょう「グリーンユニフォーム」を着る

Posted May. 28, 2010 03:02,   

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プロ野球SKは28日、文鶴(ムンハク)スタジアムで行われたロッテとのホーム試合で、白色の代わりに緑色のユニフォームを披露する。世界初のペットボトルをリサイクルした環境にやさしい機能性衣類だ。

選手らが身につけるユニフォームのほとんどは、石油を原料とするポリエステル生地で作られる。100グラムの生地を作るためには、約120グラムほどの石油が必要だ。グリーンユニフォームは、ペットボトルが原料となる。捨てられたペットボトルを回収し、ごみを減らすだけでなく、製造過程での二酸化炭素の発生量を30%ほど削減できる。石油も節約でき、一石三鳥だ。

ペットボトルで作った繊維なら、品質が落ちるのではないだろうか。「全く違う」というのが、ペットボトル繊維を開発したヒュービスの主張だ。ペットボトルの材質は、ポロエステルを作る原料と同様のため、ここから出る製品も同様に、従来の高機能性ポリエステル生地のように、汗を早く吸収し、早く乾かすことができる。軽く、頑丈な上、弾力性も優れている。

50グラムのペットボトル4本なら、200グラム程度のTシャツ1着を作ることができる。野球のユニフォーム上下一着を作るのに、6‾7本のペットボトルが使用される。ズボンは、上着より厚く作るため、12本前後のペットボトルが必要になる。金グァンヒョンが身につけるグリーンユニフォームは、18本ほどのペットボトルで作られたという計算だ。

問題は1着に20万ウォンほどの従来のユニフォームに比べ、価格が1.5〜2倍ほど高いこと。研究開発費やさまざまなテスト費用が含まれているためだ。しかし今後、再生ポリエステルを使ったユニフォームが広がれば、コストも減る見通しだ。サッカーのワールドカップ南アフリカ大会で、韓国代表チームが着るユニフォームも、ペットボトルをリサイクルした生地で作られる。SKは、今シーズン8度に渡って、グリーンユニフォームを披露する予定だ。



why@donga.com