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「麻痺性毒素が基準値以上検出」 南海産の天然ムール貝、牡蠣に注意

「麻痺性毒素が基準値以上検出」 南海産の天然ムール貝、牡蠣に注意

Posted April. 20, 2010 04:14,   

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ひどい場合、呼吸麻痺で死に至ることもある麻痺性貝類の毒素が、慶尚南道(キョンサンナムド)の一部海岸のムール貝や牡蠣から、基準値以上検出された。

国立水産科学院は、全国の沿岸で麻痺性貝類毒素の調査を行った結果、慶尚南道鎭海(チンへ)や巨済(コジェ)、釜山(プサン)の沿岸で採取した貝類から、食品許容基準値(100グラム当たり80マイクログラム)を上回る量が検出されたと、19日明らかにした。麻痺性貝類毒素は、貝類が有毒性プランクトンを摂取した際に生じる毒成分であり、麻痺性貝類毒素のある貝類を人が食べた場合、唇や手の先などが麻痺し、ひどい場合は呼吸麻痺で死に至ることもある。

水産科学院は、「先月29日、鎭海の一部海域のムール貝や牡蠣から、基準値を上回る麻痺性貝類毒素が検出されており、最近、巨済の東部や釜山沿岸へと広がっている」とし、「麻痺性貝類毒素は毎年、春になると南海の東部沿岸で発生するが、今年はここ10年間でもっとも量が多いほど、毒性が強い」と説明した。

水産科学院や各地方自治体は、基準値を上回る海域では、貝類の採取を禁止する一方、麻痺性貝類毒素が消滅する5月末までは、毎週2回ずつの監視活動を強化する計画だ。水産科学院の関係者は、「これらの海域では、天然の貝類を取って食べることを自粛してほしい」とし、「養殖の貝類は安全な海域で生産されており、原産地を確認してから、食べた方がいい」と付け加えた。



alwaysj@donga.com