Go to contents

国家債務、予想より15兆減の392兆前後の見通し

国家債務、予想より15兆減の392兆前後の見通し

Posted April. 09, 2010 03:10,   

한국어

今年、中央政府と地方自治体の債務を合わせた国家債務は、当初の予想より約15兆ウォン減の390兆ウォン台と推算された。昨年、国家債務が目減りした効果や経済回復による歳入増加のおかげだ。しかし、専門家らは相変わらず韓国の速い国家債務の増加速度を警戒している。

8日、企画財政部によると、09会計年度の国家決算報告書を土台に10年国家債務を推算した結果、昨年9月、財政運用計画の作成時に予想された407兆1000億ウォンより15兆〜16兆ウォン少ない390兆ウォン代の前半となると分析された。

まず、昨年の国家債務(359兆6000億ウォン)が当初の予想値より6兆4000億ウォンが減って、今年の暫定国家債務の推定値も400兆7000億ウォンへ目減りする。また、昨年、政府が取り立てて使った金の中で、1兆4000億ウォンを国家債務の返済に充てることにし、国家債務の推定値は399兆3000億ウォンへさらに減少する。

ここに、△今年の歳入に繰り越された世界余剰金△景気回復による追加歳入△外貨安定基金債権(今年20億ドル予定)発行の縮小などを勘案すれば、国家債務は392兆ウォン前後まで下がる見通しだ。

一方、財政専門家らは、依然として韓国の国家債務問題について懸念を示した。三星(サムスン)経済研究所のイ・ドンウォン首席研究員は、「韓国は世界的な金融危機を克服するため、この2〜3年間で急激に国家債務が増えたことを忘れてはならない」とし、「急激な高齢化に伴って社会福祉への負担が急速にかさばっている現状を勘案すれば、厳しい国家債務の管理が必要だ」と話した。



lovesong@donga.com