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北朝鮮「制裁解除しなければ6者復帰しない」

北朝鮮「制裁解除しなければ6者復帰しない」

Posted January. 19, 2010 08:48,   

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韓国と北朝鮮の政府当局者らが19、20日、開城(ケソン)工業団地内の南北経済協力協議事務所で先月、海外の工業団地を共同視察した結果について話し合う評価会議を開く。

千海成(チョン・ヘソン)統一部報道官は18日、「北朝鮮側の民族経済協力連合会(民経連)が本日午後、開城工団管理委員会を通じ、韓国側の参加者への訪朝同意書を送ってきた」と明らかにした。このため、金泳卓(キム・ヨンタク)統一部常勤会談代表ら韓国側視察団9人と支援要員7人が19日午前、京義(キョンウィ)線陸路で訪朝し、2日間、北朝鮮側と会談を行う予定だ。

北朝鮮が15日、国防委員会報道官の声明を通じ、韓国政府に「報復の聖戦」を行うと威嚇しながらも、今回の会議に応じたことは、韓国に対する特有の強弱両面の戦術と解釈される。北朝鮮の体制を脅かす韓国側の言動に対し、軍部が前面に出て強力に対応しながらも、南北対話を通じて得られる経済的実利を手に入れる「ツートラック(two-track)」戦術を展開しているのだ。政府当局者は、「北朝鮮側は、韓国が支援するトウモロコシ1万トンも受け取るだろう」という見通しだ。

北朝鮮労働党機関紙の労働新聞も同日、「南北関係の前途は、全面的に南朝鮮当局の態度にかかっている。南朝鮮当局は、北南関係に対する正しい姿勢と立場で、関係改善に向けた道に躊躇せず、出てこなければならない」と主張した。特に、同紙は、「(南韓)民間団体が、北南関係解決のために立ち上がれば、様々な複雑な問題が迂回的に解決するだろう」と主張し、韓国政府に民間団体の北朝鮮支援の許可を間接的に求めた。北朝鮮は、金剛山(クムガンサン)と開城観光の再開に向けた南北当局間実務接触(26、27日)も要請するものとみえる。

一方、北朝鮮外務省は同日、報道官談話を出し、米国が制裁を解除してこそ、6者協議に復帰できると主張した。談話は、「我々が制裁の帽子をかぶり、6者協議に出るなら、その会談は9・19共同声明に明示された平等な会談ではなく、『被告』と『判事』の会談になる。各当事国が、経験と教訓に基づいた我々の現実的提案を受け入れるよう、説得の努力をしていく」と明らかにした。



kyle@donga.com