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海外ファンド、来年は「中国・ブラジル」が最有望…「日本・ロシア」は要注意

海外ファンド、来年は「中国・ブラジル」が最有望…「日本・ロシア」は要注意

Posted December. 04, 2009 09:19,   

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09年は、ファンド投資家らを多く悩ませた1年だった。韓国証券市場を始め、グローバル証券市場の上昇を受け、昨年の悲惨な収益率は大幅に回復したものの、△元本にまで回復したファンドを買い戻すべきか、△買い戻すならいつが適切なのか、△非課税特典の期限が切れる海外ファンドをどうすべきかで悩みの連続だった。

今年も一月足らずの現時点時点で、投資家らは再び悩まされている。証券会社各社の株価見通しが、まちまちであるほど不透明な来年には、どうすれば後悔しないファンド投資ができるかである。国内証券会社10社の代表的なファンド専門家10人からその回答について聞いた。

今年に続き、来年も引き続き保有すべきファンドとして、大半の専門家らは、△国内株式型ファンド、△中国ファンド、△ブラジルファンド、△原材料ファンドを取り上げた。来年も韓国証券市場では、大型優良株の株価が上昇する可能性が高く、国内株式型ファンドとしては、大型株を多めに組み込んだファンドを勧めた。未来(ミレ)アセット証券の李ヨンギュ・ファンドチーム長は、「外国人が好む大型優良ファンド中心に上昇の勢いが続くとみられ、グループ株ファンドへの投資比重は、維持した方が有利だ」と話した。ただ、今年、大型株の株価が高騰しただけに、期待の収益率はやや下げた方がよいという意見が多かった。

有望な海外ファンドとしては、中国ファンドやブラジルファンドが圧倒的に多かった。特に、ブラジルファンドは、原材料価格の上昇で恩恵を受けると同時に、14年のワールドカップや16年の五輪開催による特殊効果も狙えるので、今年に続き、来年も良好な収益率があるだろうという予測が優位を占めている。中国も同様に来年も、政府による景気刺激の政策基調が続くとみられ、証券市場の流れはよいだろうという予測が多い。

一方、韓国投信運用の韓国ナビゲーターファンドは、専門家10人中4人が、来年、新たに投資する価値あるファンドとして取り上げられ、最も多くの推薦を受けた。

ファンドのポートフォリオを組み直しながら、手放すべきファンドを選んでほしいという質問には、有望ファンドの推薦よりさまざまな意見が返ってきた。中国やブラジルを除く海外株式型ファンドやグローバルリッチファンド、日本ファンドは、解約すべきだという意見が多かった。プルデンシャル証券の李ジョンウン・ファンドリサーチ研究員は、「日本は、デフレが3年以上続きかねない上、円高の流れも当分続くものとみられ、魅力が落ちる」と語った。グローバルリッチファンドは、商業向け不動産のリスクが依然として残っており、回復までは時間相当かかるというのが短所と指摘された。

原油価格の上昇により、今年はよい成果を出したロシアファンドの比重を減らすべきだとアドバイスする人も大勢いた。金融市場の不安が依然として残っており、経済は脆弱状態だというのがその理由だ。メリッツ証券の朴ヒョンチョル・ファンド研究員は、「単に原油価格の上昇への期待だけで、ロシアファンドに投資するのは望ましくない」とし、「原材料価格の上昇を期待しているなら、原材料やブラジルファンドを選んだ方がよい」と話した。

来年から、非課税の恩恵が期限切れとなる海外ファンドを買い戻すべきかどうかの問い合わせが後を絶たない。そんな中、専門家らの意見は、ほぼ一致した。収益を出した海外ファンドなら、税金の負担まで抱えながら、保有するよりは、買い戻した方がよいが、相変わらず損失を出しているファンドなら、今あえて買い戻す必要なないという。

現在、マイナスのファンドは、来年まで非課税の恩恵を受けることができ、すぐ損切りで損失額を確定させる必要はない。大宇(テウ)証券のオ・デジョン・WMリサーチパート長は、「一般投資家より、税金負担の大きい金融所得総合課税対象者のうち、海外ファンドへの投資比率が大きければ、その比率を下げる必要がある」と勧めた。



crystal@donga.com