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元米高官「北朝鮮代表は金総書記の側近が適任」

元米高官「北朝鮮代表は金総書記の側近が適任」

Posted October. 09, 2009 08:08,   

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「北東アジアの安保協力の枠組みである6者協議をしっかり守っていくというのがバラク・オバマ政府の行政担当者らの揺るぎない考えであるため、北朝鮮の思惑通り6者協議の枠組みが崩壊することはない」

ブッシュ政権下で国家安保会議(NSC)アジア部長と6者協議の米国代表を務めたビクター・チャ戦略国際問題研究所(CSIS)韓国碩座研究員は7日、東亜(トンア)日報とのインタビューで、「6者協議の変形は、可能性の薄い仮説であり、得より損の方が大きい冒険だ」として、このように述べた。

ジョージタウン大学の教授でもある氏は、「核兵器を含め、究極的な北朝鮮の核兵器問題を話し合うためには、現在の姜錫柱(カン・ソクジュ)外務次官—金桂冠(キム・ゲグァン)外務次官ラインではない、新しい高官が必要だ」とし、「国防委員会の人物か党の高官、金正日(キム・ジョンイル)総書記の側近が適任者になれる」と強調した。

——米国と北朝鮮の神経戦が激しいが…。

「両者か多者かという議論は無意味な論争だ。とりあえず、多者間対話が実現すると、その中で北朝鮮と米国の両者対話が保障されるというのは北朝鮮がよく知っているはずだ。北朝鮮の一貫した戦略は、交渉の段階を細かく区切って補償の最大化を図るということであり、そのような過程とは別途で核武装を強化してきた。論争の中核は、他ならぬ北朝鮮の核放棄の決断の有無であり、北朝鮮は相変わらず核放棄を考慮していない」

——両者対話が差し迫っているという観測もある。

「米国としては急ぐ理由がない。対話のための対話は行わないという意志も明らかだ。国連と国際社会を通じて核拡散防止に対するコンセンサスが広く形成されており、時間も北朝鮮の味方ではないということをオバマ政府はよく知っている。北朝鮮が態度の変化を行動で示さなければ、制裁の手綱をさらに強めるという考えも明らかだ」



triplets@donga.com yhchoi65@donga.com