Go to contents

通行人に石投げたか 動物園の象に警察調べ

通行人に石投げたか 動物園の象に警察調べ

Posted September. 16, 2009 04:58,   

한국어

通行人に石を投げた容疑で動物園の象が警察の調べを受けることになった。主人公は、ソウル広津区陵洞(クァンジング・ヌンドン)にある子供大公園動物園の雄像テサニ(35)。ソウル広津警察署は15日、「動物園で散歩していた金某氏(48)が、『象が鼻で投げた石が頭に当たった』として警察に届け出た」と明らかにした。

14日午前9時30分頃、金氏は人がほとんど居ない時間帯に動物園を運動がてら散歩していた。金氏は、東亜(トンア)日報の電話取材で、「象が、おりの中にある岩のすきま間から鼻で石をほじくり出していた。本当に『鼻は手だな』と不思議に思って、隣のライオンを見物しようとしていた」と話した。その瞬間、金氏は茶碗大の石に当って倒れた。石を投げた人を探そうと周囲を見回したが、誰もいなかったという。「頭の左側に当たったが、左側には象のおりしかなかった。痛くて大声を出したら、象が鼻をまるめて私をにらんでいた」と語った。

警察は14日、金氏の届け出を受けて捜査を始めた。象のおりの周辺の監視カメラをすべて回収して調べたが、金氏が象が投げた石に当ったと主張する地点は死角地帯で、カメラには映っていなかった。警察関係者は、「人が少ない時間に事件が発生したので目撃者もおらず、証拠も確保できない状況だ。金氏の供述だけで象が石を投げたと断定することは難しい。子供大公園に業務上過失があるのか検討する」と話した。動物園側は、「ありえないことだ」と驚いたが、おりと塀の間が3メートルにすぎず、石を投げた可能性があると推定される。

1974年生まれの象のテサニは、1975年に子供大公園の動物園に来た。34年間、動物園で最高の人気を集めている最古参だ。



minki@donga.com