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盧前大統領実兄の建平氏、78万株を他人名義で保有

盧前大統領実兄の建平氏、78万株を他人名義で保有

Posted December. 04, 2008 09:07,   

最高検察庁・中央捜査部(朴用錫部長)は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の実兄である盧建平(ノ・ゴンピョン)氏が、泰光(テグァン)実業の大株主であるリアル・アイディ・テクノロジー(旧パス21)の株式78万株を他人名義で買い付け、保有している事実を把握し、株式買い付けの経緯などについて捜査を行っていることが、3日確認された。

検察は、盧氏が所有者のチョンウォン土建の資金流れを追跡する過程で、03年12月、チョンウォン土建が、泰光実業系列会社であるチョンサン開発から受注したチョンサン・ゴルフ場の進入路工事代金32億6000万ウォンあまりのうち10億ウォン程度が、リアル・アイディ株の買い付けに使われたことが分かった。

朴淵次(バク・ヨンチャ)泰光実業会長は04年3月、リアル・アイディの第3者割り当ての有償増資に76億ウォンを投資し、盧氏も同時期に、友人の金某氏やカン某氏などの名義で、有償増資に投資した。

検察は、盧氏が朴会長とリアル・アイディに関連した未公開情報を確認し、一緒に投資したかどうか、会社資金を横領して使ったかどうか、についても捜査する予定だ。

また、検察は、盧氏が借名で株を保有していながら、公示しなかったことが確認されれば、証券取引法上公示義務違反や譲渡所得税逃れなどの容疑で、刑事処罰する方針だ。

リアル・アイディは、指紋認識技術を開発した会社であるパス21の後会社。パス21の所有者だった尹泰植(ユン・テシク)氏が「スジ・キム」の殺害容疑で01年拘束された後、経営権がほかの人に譲渡され、リアル・アイディへと会社名が変った。

朴会長をはじめとした泰光実業側は04年3月、リアル・アイディの有償増資に投資し、経営権を確保しており、朴会長の側近である鄭承榮(チョン・スンヨン)元ヒューケムス社長が今年3から10月にかけて、リアル・アイディの社長を務めた。

検察は、泰光実業が04年5月、リアル・アイディに30億ウォン規模の統合セキュリティ・システムの構築事業を任せるなど、事業を後押ししており、昨年は某都市銀行などと共に、同社の有償増資に大口として投資したこともすでに確認している。

また、検察は、朴会長は06年1月、元農協中央会長である鄭大根(チョン・デグン、拘束収監中)容疑者に渡した20億ウォンを、ヒューケムス買収に関連したロビー資金と見て、関係者らに事情聴取を行っている。

最高検中央捜査部の崔在卿(チェ・ジェギョン)捜査企画官は、「正常な取引である可能性もあるが、ロビー資金の可能性もあり、また、未公開情報を利用したことによる利益配分の可能性もある」と話した。

検察は、世宗(世ジョン)キャピタルの旧世宗証券売却ロビーと関連して、鄭容疑者が受け取った50億ウォンの賄賂の使途についても、引き続き確認を行っている。

崔捜査企画官は、「(50億ウォンのうち、一部が鄭容疑者ではないところへと)流出した部分があるらしい」と話し、世宗証券売却ロビーで第3の人物が、介入した可能性を示唆した。

検察は最近まで、50億ウォン流出について、「(全ては鄭容疑者が管理する)範囲内で動いている」と話してきた。

一方、事前逮捕状が請求された盧氏は4日午前10時半、ソウル中央地裁で令状の実質審査を受けることになる。



needjung@donga.com toto@donga.com