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高脂血症患者は「オメガ3」に注意

Posted December. 01, 2008 03:38,   

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●オメガ3脂肪酸はカロリーが高い

オメガ3脂肪酸は、魚から取れる多価不飽和脂肪酸だ。市中で販売されているオメガ3脂肪酸には、1カプセル当たり1000mgの魚油が含まれている。その中に、オメガ3脂肪酸の一種であるEPAが12〜18%、DHAが10〜17%含まれている。オメガ3脂肪酸含量の高い製品が良い製品となる。

オメガ3脂肪酸は、心血管疾患による死亡を減少させることで知られている。心臓の鼓動が不規則な不整脈の頻度を下げ、血の凝固を防止するためだ。

オメガ3脂肪酸を含む魚を1週間に1食以上食べた人は、急性心筋梗塞の発生の危険が減少するという研究結果もある。

しかし、高脂血症患者は、症状を悪化させる恐れがあるため、避けなければならない。糖尿病だったり、肥満の人にもよくない。オメガ3脂肪酸はカロリーが高いため、糖の代謝が悪化し、太る恐れがある。

ソウル大学病院家庭医学科のコ・ユラ専任医は、「1日4〜10gの魚油を食べれば、糖の代謝が悪化する」と話す。

●年を重ねるほど、カルシウムの吸収率が落ちる

カルシウム栄養剤も人気が高い。カルシウムは、私たちの体で最も不足しがちなミネラルの一つで、骨や歯をつくり、筋肉の弛緩・収縮に重要な役割をする。

しかし、成人のカルシウム吸収率は、平均30%にすぎない。年を取るほど吸収率が下がり、閉経期の女性は20%を下回る。妊婦、授乳婦、老人は、カルシウムを意図的に多く摂取しても特に效果がない。

カルシウムは、摂取量が増加すればするほど、体内の吸収が増加するが、一定の水準を超えれば、それ以上吸収されない性質がある。老人は心臓疾患を悪化させる恐れがあるため、カルシウム摂取に注意しなければならないという研究結果も出ている。

カルシウムの1日の勧奨摂取量は、米国国立科学アカデミーの基準で、1〜3歳は1日600mg、4〜8歳は1000mg、19〜50歳は1200mg、50歳以上は1400mg、妊婦と授乳婦は1200mgだ。

そのほか、鉄分も、細胞損傷の危険性のため、老人が注意しなければならない栄養素に挙げられている。

●「菜食主義者は、ビタミンを採らなければ」

ビタミンも、多く採れば体に害になる恐れがある。特に、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D、Eは、服用量を適切に調整しなければならない。

純粋なビタミンAは、過多摂取する場合、肌が乾燥し、手足の指の爪が割れ、髪の毛が抜ける副作用が生じる。食欲不振、疲労、神経過敏になる恐れもある。

肝疾患を患っていたり、妊娠中の場合は、さらに注意しなければならない。1日5万IU(ビタミンの単位)以上を持続的に摂取することは望ましくない。

ビタミンEは、血小板の凝集を妨害し、ビタミンDは、腎臓結石の危険を高める恐れがあるため、過剰摂取は避ける。

ソウル大学病院家庭医学科の朴敏善(パク・ミンソン)教授は、「1日3食の食事を通じて人体に必要なビタミンは相当部分摂取できる。しかし、インスタント食品を多く食べたり、野菜や果物をほとんど食べない人、十分に食事を採っていない老人、肉をまったく食べない菜食主義者は、ビタミン栄養補充剤を摂取するのがいい」と話した。



nuk@donga.com