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KBS、今年737億の史上最大の赤字予想

KBS、今年737億の史上最大の赤字予想

Posted October. 29, 2007 03:32,   

KBSでは、今年の赤字額を史上最高水準の737億ウォンと試算していることが明らかになった。

これは、鄭淵珠(チョン・ヨンジュ)社長就任以来、史上最大の赤字を記録した04年の638億ウォンを超える数値だ。

KBSでは04年の赤字幅を補填するため、43億ウォンの国庫補助金や60億ウォンの放送発展基金を受け取ったことがある。

また、KBSでは08年には1320億ウォン、09年は2143億ウォン、10年は2786億ウォンの赤字を推定している。このような内容は、国会文化観光委員会所属のハンナラ党の沈在哲(シム・ジェチョル)議員が28日公開した、「07年の推定財資料や今後3年間の推定財務状態」と題した報告書に出ている。

KBSでは数百ウォンの赤字を予想しているにもかかわらず、今年8月、放送委員会に提出した再許可審査のための推定財務資料には、今年は11億5000万ウォンの黒字が予想されると報告した。

KBS第2テレビの視聴率は06年の6.79%から、今年9月現在は0.82%下がった5.97%へと急落した。これを受けて、広告収入額も10月現在、昨年より602億ウォン減った。一方、上半期(1〜6月)の受信料収入は2670億ウォンで、目標より4億ウォン、前年比では23億ウォン増となった。

にもかかわらず、沈議員がKBSから受け取った「07年の年間収支の展望報告」によれば、今年の人件費は152億ウォン増える見通しだ。ドラマや芸能番組の制作費は143億ウォン増えている。このほかにも、創立記念品として1人当たり20〜30万ウォンの商品券や物品を支給し、特別インセンティブ制度の導入を議論していることが明らかになった。