アフリカ・ナイジェリアの大宇(テウ)建設の工事現場で働く韓国人労働者9人が、10日午前4時50分(現地時間)、武装勢力によって拉致された。
外交通商部(外交部)と大宇建設は、ナイジェリア南部のバエルサ州・オグ地域の大宇建設のガス・パイプラインの建設現場で、イム・ウンシク次長(45)など大宇建設所属の韓国人労働者9人と現地人1人の10人が拉致されたことを明らかにした。
今回拉致された労働者たちは、ニージェル・デルタ地域で海から汲み上げた天然ガスを輸送するパイプラインの工事を進めていた。
在ナイジェリア韓国大使館の関係者は同日、東亜(トンア)日報との電話インタビューで、「韓国人労働者の人命被害はないものと推定される」とし、「まだ労働者たちを拉致した武装勢力の正体などの詳しい情報はつかんでいない」と話した。
外交部は、第2次官を本部長とする政府の合同対策本部を設置して緊急対策会議を開き、拉致された労働者たちが無事に解放されるように努力すると述べた。
昨年6月7日にも、大宇建設の職人3人と韓国ガス公社の職人2人の5人が武装勢力の「ニージェル・デルタ解放運動(MEND)」に拉致されたが、2日後に無事解放されたことがある。
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