盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が、昨年11月18日にベトナムのハノイで開かれた日本の安倍晋三首相との首脳会談で、東海(トンヘ、日本名=日本海)の名称を「平和の海」や「友誼の海」に変更することを提案していたことが、8日までに明らかになった。両首脳は当時、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に出席していた。
盧大統領は安倍首相に「日本は靖国神社問題や歴史教科書問題で新たな協力関係のために積極的な提案をしてほしい。たとえば両国が(東海を)『平和の海』『友誼の海』『和解の海』にすれば、両国間に対話の土台ができるだろう」と述べたと、大統領府が明らかにした。
さらに盧大統領は、「東海の表記問題は簡単に解決できない問題だ」としつつ、「このような問題を解決すれば相手国への信頼が高まるという点で、アイデアの次元で例を挙げた。公式の提案をしたわけではない」と述べたと、大統領府は伝えた。
大統領府は、盧大統領が東海の名称変更を安倍首相に提案したという報道が出るや、統一外交安保政策首席室の名義で大統領府ブリーフィングに掲載した文で、盧大統領の当時の発言内容を公表した。
いっぽう、日本の時事通信は、日本政府関係者の話として、「安倍首相は、盧大統領の提案をその場で拒否した。日本側は、盧大統領の本心をはかり得なかった」と報じた。
韓国政府は、1991年に東海の英文表記を「East Sea」と決定し、国際社会で東海表記を公式に主張してきた。しかし政府は、国家間に地域の名称をめぐる紛争がある場合、該当国の合意があるまで、異なる名称を併記するという国連の勧告によって、ひとまず「東海」と「日本海」を併記できると明らかにしてきた。
政府関係者は、「東海の表記に対する政府の方針には変化がない。今後、単独表記または最小限の併記に努力する」と述べた。
jyw11@donga.com






