来年度の政府予算の規模(総支出基準)が今年より6〜7%増の239兆ウォンの水準で決まる見通しだ。特に、福祉と国防分野の予算が大幅に増えて、不足な収入を補うため、大規模な赤字国債の発行が避けられないと見られる。このため、国会の予算審議の過程で、来年の大統領選挙などを意識した「ばらまき」予算という批判も予想される。
▲楽観的見通しに基づいた拡張予算の編成〓企画予算処(予算処)は8日、国会で与党ヨルリン・ウリ党と政府与党間協議を行い、「07年予算・基金の編成策」について話し合った。予算処は来年の経済成長率を今年(5%水準)より低い4.6%と予測した。このため、来年の総収入(予算+基金)を今年より7%増やした252兆ウォン、総支出は6〜7%多い239兆ウォンで編成する方針だと発表した。
予算処の李ヨンゴル財政運営企画官は、「このような経済成長率と物価上昇率(国内総生産・GDPデフレーター基準)2.0%などを基準に『景気中立的』に予算を組んだ」と説明した。
しかし、多くの経済専門家は、政府が来年の成長率を余りにも高く予測し、この基準どおり予算を組んだら、過度に規模の大きい「拡張予算」になると懸念した。韓国経済研究院が最近展望した来年の成長率の展望値は4.1%だ。
同研究院のぺ・サングン研究委員は、「楽観的な展望に基づいて予算案を組めば、後で税金をまともに取り立てることが難しく、困窮にならざるを得ない」と話した。
▲福祉・国防予算、大幅増額〓政府は来年の福祉予算に今年(56兆ウォン)より10%多い61〜62兆ウォンを割り当てる予定だ。低所得層に対する社会安全網の拡充、低出産・高齢化対策の本格推進などで、福祉予算は全分野のうち最も大幅に拡大した。
国防改革に必要な財源が含まれた国防予算は、今年22兆5000億ウォンから来年24〜25兆ウォンへ9%増やすことにした。南北関係が冷え込んでいるが、南北協力基金に6500億ウォンを出捐するなど、対北朝鮮関連予算は今年と同水準で維持することにした。
一方、研究開発(R&D)予算は、今年8兆9000億ウォンから来年9〜10兆ウォンへ増えるが、前年対比増加率は今年の14.2%から8〜9%へ鈍化する。
LG経済研究院のオ・ムンソク常務は、「福祉支出の効果は一時的であるため、成長エンジンの確保と民間経済の活性化に役立つ社会間接資本(SOC)、建設部門の投資を大幅に増やす必要がある」と述べた。
▲現政権に入って、赤字国債の発行額、倍以上に増加する見通し〓予算処は、福祉予算の拡充などで発生する一般会計の赤字を補うため、来年にも今年(9兆3000億ウォン)と同じ位の規模の9兆ウォンの国債を発行する計画だと説明した。
この計画どおりなら、現政権5年間の国債発行規模は31兆6000億ウォンに増える。現政権発足直前の02年末27兆5000億ウォンだった累積国債発行規模が、現政権に入って2倍以上に増えるわけだ。このため、現政権は過度な金遣いで未来世代に負担を負わせたという批判を避けられない見通しだ。
政府はまた、国の「一般財政」の状態を示す「管理対象収支(予算と基金を合わせた統合財政収支から国民年金など社会保障性基金を引いたもの)」が今年GDPの1.7%に達する14兆9000億ウォンの赤字を出したことに続いて、来年も1.5%(14兆ウォン)の赤字を出すものと予想した。このため、「均衡財政の基調」が崩壊したという指摘も出ている。
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