19日午後、ソウル九老区加里峰洞(クログ・カリボンドン)にある「外国人労働者専用医院」の2階の廊下。両足のかかとの骨が崩れ、ツエに頼っているバングラデシュ出身の外国人労働者アブドラマン氏(23)が診療を受けるため、椅子に座って順番を待っていた。違法滞留者の同氏は今年4月24日、勤めていた家具工場に法務部・出入国管理事務所の職員が突然押しかけてきたため、捕まらないよう高さ3メートルの窓の下に飛び降り、両足にケガした。
同氏は、ある外国人労働者の友人から「外国人労働者専用医院が無料で手術をしてくれる」との話を聞いて、この病院を訪ねた。この日、病院の廊下にはアブドラマン氏のほかにも約20人の外国人労働者が診療の順番を待っていた。アブドラマン氏のような外国人労働者らにとっては「闇の中の光」のような存在である外国人労働者専用医院が、開院から2年ぶりに閉院の危機に置かれた。
これまでは、篤志家らから送られる支援金で辛うじて運営してきたが、その支援金が日増しに減り、運営を続けるのが困難になったからだ。1日約200人の患者が訪ねる同院は、検診費、診療費、入院費だけでなく、患者らの食事代まで全てが無料だ。医薬品の購入と人件費などで、少なくとも月5000万ウォン〜6000万ウォンの運営資金が必要とされる。しかし、毎月入ってくる支援金は多くても300万ウォン前後。すでに3億ウォンの赤字がたまっている。
現職の医師ら数人が毎晩応援に駆けつけて無料の診療活動を助け、「開かれた歯医者の会」と大韓専門医協議会所属の医師たちがボランティア活動をしてくれるのを慰めになっている。
医院の理事長を受け持っている「外国人労働者の家」の金ヘソン牧師(45)は、「これまで多くの方々に助けられ、かろうじて病院を運営してきたが、いつまで運営できるか分からない。医院がなくなれば、お金のない外国人労働者らの悲劇的な犠牲が続出すると思うと心が痛む」と語った。
クギに突かれた軽いケガや風邪なども適時に治療を受けることができず、病気を育ててしまう外国人労働者を見て、2年前に病院の設立を決心した金牧師は「病院ができた後は、風邪で亡くなる外国人労働者はいなくなったようだ」と伝えた。これまで外国人労働者と中国在住韓国人など約3万6000人の患者が治療を受けた同院は、22日に開院2周年を迎える。
外国人労働者専用医院の連絡先は02−863−9966。
支援金の口座は848601−04−043129。
振り込み先:社団法人・地球村サランナヌム。
snow@donga.com






