ロシア油田開発投資疑惑事件を捜査中の鄭大勳(チョン・デフン)特別検事チーム(特検チーム)は、7日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領後援会の会長を務めた李基明(イ・ギミョン)氏(68)のソウル鍾路区内需洞(チョンノグ・ネスドン)事務所と江西区塩倉洞(カンソグ・ヨムチャンドン)の自宅に対して、家宅捜索を行った。ソウル中央地検・特捜第3部が、同事件を最初捜査した当時は、李氏に関しては家宅捜索を行わなかった。
特検チームの関係者は、「海外に逃亡した地質学者・許文錫(ホ・ムンソク)氏が李氏の事務所に頻繁に出入りして、油田関連資料を李氏の事務所で作った可能性があり、資料確保のため家宅捜索を行った」とし「李氏が同事件にかかわっている可能性も排除せずにいる」と語った。
李氏は、与党ヨルリン・ウリ党の李光宰(イ・グァンジェ)議員に許氏を紹介し、許氏がインドネシアへ向かう直前に数回にわたって接触するなど同事件に介入しているとされてきた。
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