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与党トップ、「首相指名権の野党移譲を進言」

与党トップ、「首相指名権の野党移譲を進言」

Posted July. 11, 2005 03:20,   

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与党ヨルリン・ウリ党の文喜相(ムン・ヒサン)議長は10日、「国会が地域間対立構図を解消できる選挙制度を(与野党の)合意で作れば、野党に首相指名権と議院内閣制水準の権力を移譲する方策を大統領に進言する」と明らかにした。

文議長は同日、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)にある党本部で就任100日記者会見を開き、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の連立構想と関連して、「慢性的な地域間対立構図の打破と、その構図の上に乗っかっている旧態依然の政治構造を変えることができるなら、誰とでも、いくらでも話し合う準備ができている」とした上で、このような考えを明らかにした。

また文議長は、「第3期政治改革協議会」を構成して中・大選挙区制や圏域別比例代表制、ドイツ式の政党名簿比例代表制など地域間対立構図を解消するための法的・制度的改善策について協議することを野党に提案した。

とくに文議長は、「野党4党による連立にも首相指名権を与えるということなのか」という記者たちの質問には、「現実的にそれは難しい。ハンナラ党になるのではないか」と答え、ハンナラ党と組む「大型連立政府」を構想していることを仄めかした。

しかし、最大野党のハンナラ党が「民生と隔たりのある提案」と一蹴しており、民主労動党と民主党も否定的な反応を示していることから、選挙制度再編の手がかりにしようという政権与党の連立構想が、結果を出すことには疑問を呈する見方が多い。



yongari@donga.com ddr@donga.com