高利の不法カード割引業者、まだまだ盛業中

自営業者の金某氏は１月、クレジットカードの延滞金４００万ウォンを返済するため、不法カード割引」業者のところを訪ねた。手数料率は月１８％。最初の月の元金と利子は４７２万ウォン（４００万ウォン＋７２万ウォン）だったが、翌月にはこれにまた利子が付いて決済しなければならない金額が５５７万ウォンに増えた。このままなら金氏が今年末まで返さなければならない金額は２９１５万ウォンに達する。

景気低迷で資金難に苦しむ庶民が増えて、不法カード割引が幅を利かせている。６日、金融監督院（金監院）によれば、昨年不法カード割引の事実が摘発されて、クレジットカード加盟店契約を解約させられた業者は計７７７５ヵ所で、０３年（４８６６ヵ所）より５９．８％増えた。

大々的な取り締まりの影響で金監院に受け付けられた月平均不法カード割引による被害申告件数は、０２年５５件から昨年は７件へ大幅に減った。しかし、不法カード割引業者３４１ヵ所を分析した結果、月間カード割引の手数料率は、０４年８月１５％から今年４月には１８％水準へ３％ポイントぐらい高くなった。１年間元利金が７倍以上増えるわけだ。

金監院は、「急にお金が必要だからと言って、カード割引を続けば、高い手数料負担のため債務返済能力を失うだけでなく、金融秩序を乱す者と登録されて正常な金融取引ができなくなる」と警告した。

高其呈 koh@donga.com