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KBSの公金流用問題が深刻化

Posted April. 19, 2005 22:58,   

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KBSの一部職員が法人のカードでマッサージパーラーに出入りするなど公金を不当に流用した事実が、独自監査の摘発で分かった。

KBSは、視聴者たちが払う準租税性格の受信料で収入の半分ほどを占める公営放送という点で、モラルハザードが深刻だという批判が出ている。

国会文化観光委員会所属のハンナラ党の沈在哲(シム・ジェチョル)議員が18日、KBS内部の監査結果を入手して分析した結果、今月中旬KBSの地方放送総局長に昇進したA氏は最近の独自特別監査の結果、マッサージパーラーとサウナで、法人カードを使って2回100万ウォンの決済をしたことが確認された。その後KBSでは人事委員会を開いたが、責任を問わなかった。

しかし、2回目の人事委員会では波紋を意識して「警告」措置を取った。A氏は労組委員長として勤めていた。

沈議員は「KBSがこのような事実を知っていながらも、A氏を総局長としての発令を出したのではないかという疑惑がある」と主張した。

また、KBSの他の地方放送総局のプロデューサーであるB氏は特別監査の結果、この2年間会社の公金3000万ウォンを流用した、と沈議員は明らかにした。

B氏は放送に出演しなかった人物を出演したように書類を作成し、その出演料を第3者の通帳に振り込んだ後、また自分の通帳に振り込む方法を使ったという。KBSはこれを一歩遅れて確認し、懲戒手続きにしたことが分かった。

一部の海外特派員たちも、公金を流用していたという疑惑が提起された。

去年まで欧州で3年間特派員で勤めたC氏は特派員時代、会社の公金1600万ウォンを「使ってはいけない所に使用」したことが独自の監査結果で明らかになった。

しかし、KBSは最近人事委員会を開いてC氏に対し、減俸1ヶ月という緩い懲戒を下した。具体的な使途は明らかにされなかった。

現在、欧州で活動中の他の特派員D氏は赴任直後、会社の公金300万ウォンを不当に使ったことが明らかになり、KBSが一歩遅れてD氏からこれを回収したことが確認された。しかし懲戒措置は取らなかった。

これに先だち、KBSはハンナラ党の全在姫(チョン・ジェヒ)議員などのヌードパロディー波紋と、使用側の労組会議盗聴事件で最近相次いで物議をかもしている公営放送として、自浄機能に問題があるという指摘を受けている。

沈議員は「KBSが、総体的なモラル的な不感症から脱け出していないことを示す事例だ」として、「ハンナラ党が提案した国家機関放送法を制定して、KBSの予算に対する国会審議などを推進し、KBSを正常化しなければならない」と主張した。



ddr@donga.com