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北朝鮮、核兵器保有を公式宣言 6者協議参加は無期限中断

北朝鮮、核兵器保有を公式宣言 6者協議参加は無期限中断

Posted February. 10, 2005 22:35,   

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北朝鮮は10日、初めて核兵器の保有を公式に宣言し、6者協議への参加を無期限に中断することを表明した。

北朝鮮は同日外務省のスポークスマンを通じて、「(6者協議)への参加名分が整えられ、協議の結果を期待できる十分な条件と雰囲気がつくられたと認められる時まで、やむを得ず、6者協議への参加を無期限で中断する」と宣言した。

また、「我々は既にブッシュ政権の増大する対朝鮮孤立・圧殺政策に対抗して核不拡散条約(NPT)から脱退し、自衛のために核兵器を造った」と言明した。

同日の北朝鮮外務省スポークスマンの発表は事実上、北朝鮮側が6者協議の枠組みを破る宣言であり、米国をはじめとした周辺国の対応が注目される。

同スポークスマンは声明で、「第2期ブッシュ政権の政策確立の過程を粘り強く注視してきた」と述べ、「第2期ブッシュ政府は、大統領就任演説や、一般教書演説、ライス国務長官の指名承認公聴会での発言などを通じて、我々とは絶対に共存しないことを政策化した」と主張した。

さらに、「むしろ彼らは『圧政の終息』を最終目標と宣言して、我が国(北朝鮮)も『圧政の拠点』と規定し、必要ならば武力行使も排除しないと暴言を吐いた」と主張した。

そして「米国が、核のこん棒を振り回して我が国の制度を抹殺する企図を明白にした以上、人民が選択した思想と制度、自由と民主主義を守るため核兵器庫を増やす対策をとる」と表明し、「我々の核兵器は、あくまでも自衛的な核抑止力として残り続ける」と主張した。

一方、政府は先月13日、北朝鮮が50万t(1400億ウォン相当)の肥料支援を要請したことに対して、この問題を政府間の対話の再開として関連づけるという立場を決めた。

鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官兼国家安全保障会議(NSC)常任委員長は7日午前、KBSラジオに出演して、「北朝鮮への肥料支援問題は、南北政府間の対話が再会すれば、対話を通じて協議していく」ことを明らかにした。



taewon_ha@donga.com