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「北に核放棄を説得中」一般教書演説でブッシュ大統領

「北に核放棄を説得中」一般教書演説でブッシュ大統領

Posted February. 03, 2005 22:35,   

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ブッシュ米大統領は2日、ワシントンの米議会で行った一般教書演説で「アジア諸国と緊密に協力し、核への野望を放棄するよう北朝鮮を説得している」と述べた。

「北朝鮮を説得している」という表現は、ブッシュ大統領が過去の一般教書演説で北朝鮮の核開発に対し「容認しない」(02年)、「廃棄を求める」(04年)と語ったことに比べ、交渉の重要性を強調したもので、6カ国協議による外交的な解決に重点を置くという意味に解釈できる。

北朝鮮は最近訪朝した米議会代表団に対して、「ブッシュ大統領の一般教書演説を見てから6者協議に戻るかどうかを決める」という意向を示しており、8ヵ月間漂流している6者協議の再開も期待できるとみられる。

ブッシュ大統領は、北朝鮮による核物質輸出の可能性への憂慮が高まっていることについて、「米国は(北朝鮮などが保有している)危険な物質の(海外)移転を遮断するために、60ヵ国と協力して(大量破壊兵器の)拡散防止構想(PSI)を実施している」と語った。

さらに、核開発の疑惑が持たれているイランについて、「テロ支援国家であり、国民の自由を抑圧しながら核開発を進めている」と非難した。しかし、イランとの交渉が必要だと主張してきた欧州との協力を強調することで、外交による解決の可能性をほのめかした。

ブッシュ大統領はまた、「暴政とテロを防ぎ、憎悪を希望に換えられるのは人間の自由の力のみ」と話し、先月20日の就任演説で明らかにした「全世界への自由の拡散」構想を改めて強調した。



金昇鍊 srkim@donga.com