Go to contents

警官殺害犯への捜査「的外れ」

Posted August. 04, 2004 22:23,   

警察官2人を殺害した李ハクマン容疑者(35)を検挙するため繰り広げられたソウル城北区敦岩洞(ソンブクク・トンアムドン)のマンション団地への徹夜捜索は、ある小学生が指名手配のチラシに書いてある李容疑者の住民登録番号でインターネットサイトにアクセスして起きた「ハプニング」と結論が出た。

このため、警察が李容疑者の住民登録番号が明記されたチラシを配布したのが皮肉なことに捜査を妨げているという指摘の声も出ている。

▲徹夜捜索騒ぎ〓李容疑者が敦岩洞のSマンションでインターネットに接続したという諜報は、3日午後、同所に住む小学生が李容疑者の住民登録番号を利用し、インターネットゲームサイトにアクセスしたのが発端となった。

警察関係者は4日、「敦岩洞のK小学校6年生である李君(13)が、周辺の商店街に貼り付けてある指名手配のチラシを近所の中学生のハ君(14)から手渡され、3日午後4時半ごろインターネット・ポータルサイトのゲームカフェに接続した」と説明した。

同関係者は「李君は、格闘ゲームをダウンロードし、数分後接続を終了した」とし「李容疑者の名義で新しく加入したIDのインターネットアドレスを追跡し、同事実を明らかにし、李君の家を訪れて白状してもらった。」と述べた。

ところが、警察は李君が未成年者であるだけに刑事処罰はしない方針だ。

このため、300人あまりを投入し、両日間マンション2棟に対し捜索作業を展開していた警察は4日午後1時ごろ警察力を引き上げた。

警察は「李君が盗用したIDで該当サイトに接続していた時間と仁川(インチョン)に住む李容疑者の知り合いが同サイトに入った時間が一致したため、これを根拠に大々的な捜索作戦を繰り広げたわけだ」と釈明している。

▲問われる捜査の仕組み〓このため、警察の初期の判断ミスが問われている・

警察が3日、手配チラシに李容疑者の住民番号を公開してから、これを盗用したものと疑われるインターネット接続への通報が殺到したが、警察はこれをなおざりに聞き流していた。

敦岩洞の捜索が行われていた3日午後、SチャットサイトとMオンラインゲームサイトで「李容疑者の名義でIDが開設された」という提報が捜査本部に届けられており、4日にも名義盗用と関連した通報が数件あったという。

警察によると、逃避生活をしている李容疑者は位置追跡を恐れ、携帯電話を使っていない状態。

そのため、李容疑者のインターネット接続状況に対する追跡が捜査の重要な糸口になり得たにもかかわらず、警察がなまじ李容疑者の住民登録番号を公開し、自ら捜査を妨げたという指摘が強くなっている。

これに対し、ソウル地方警察長の金ビョンチョル刑事課長は「手配チラシに住民登録番号を載せたことが過ちだったというのは、『凶器殺害の原因が包丁を作った人にあるといわんばかりのことだ』」とし「通報など、逆機能より好機能の方がより大きいと判断したため公開した」と説明した。

一方、一部の警察署では李容疑者の住民登録番号が記載されたチラシを回収したり、住民登録番号をいちいち消すところもあった。



趙梨榮 兪載東  lycho@donga.com jarrett@donga.com