
テノールのホセ・クーラ(42)がソウルへ来る。
アルゼンチン出身のホセ・クーラは1997年、エラト社でデビュー・アルバムを出した後、ロベルト・アラニャとともにパヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラスの「ビッグ3」の後を引き継ぐ世界テノール新星のうちの一人として認められている。
○「ビッグ3」の後を引き継ぐ男性テノール新星
クーラは5月15〜19日、ソウル蚕室(ジャムシル)オリンピック・スタジアムで開かれる屋外オペラ「カルメン」で、男性主役のドン・ホセ役で出演する。公演を1月後に控え、彼とeメールでインタビューをした。
−初めまして。ある音楽専門誌はあなたの声が1960年代のテノール・スター、フランコ・コレリの硬直さとマリオ・デル・モナコの無礼さを取り揃えた声」だと評しました。最近、英雄や悪漢を演技する「ドラマティコ」(劇的)テノールが相対的に少なかったですが、あなたがその渇きを解消してくれるという解釈だと思います。
「敢えて分類するなら、私の声はスピント(突くような)ドラマティコ・テノールの範囲に入ります。ですから、今まで演じた役も主にヴェルディ「オセロ」のタイトルロールや、「カルメン」のドン・ホセ役などでした。冗談ですが、人を殺す役が多かったです。」
−やはりスピント・テノールだったマリオ・デル・モナコの息子(ジャンカルロ・デル・モナコ)が今回の作業に演出家として参加します。
「今回は二人が共同作業をする初の舞台です。彼はお父さんの威光と関係なく優れた演出家で、カルメン演出に関する限り天才と呼ばれています。私もとても期待しています。」
−韓国では大型屋外オペラに対する賛反両論があります。オペラの大衆化に貢献するという評価と、オペラの真の味を感じられない舞台という評価がありますが。
●「4万人収容の大型舞台は初経験」
「実は4万人を収容する大型舞台で公演するのは初めてです。私はポップ歌手ミック・ジェガーではありません。マイク装置を通じても歪曲されない私の本物の声が聴衆にまともに伝えられればと望んでおります。このような点だけ上手く補完されれば、屋外オペラは大衆のための楽しい試みになるでしょう」
——「カルメン」のドン・ホセをどう解釈しますか。
「こんなことを言えば失望する方がいらっしゃるかも知れません。彼はロマンチックな男ではなく、殺人者で精神病者です。愛のためカルメンを殺したのではありません。大勢の人の前で自分が侮辱されたからカルメンを殺したのです」
——声楽活動以外にもアルバム社「Avie」を設立し、「シンポニア・バルソビア」を指揮し、ラフマニノフの交響曲2番などアルバムを出して好評を受けましたが。
「15歳の時から指揮を始め、30歳になってから職業としての声楽家になりましたから、指揮は私と離すことができません。韓国へ行く前にも、ヴェルディの「仮面舞踏会」などオペラを指揮する計画です。今後とも、指揮と歌を並立するつもりです」
一方、屋外オペラ「カルメン」には欧州全域で人気を享受しているロシア出身メゾ・ソプラノ、エレナ・ザレムバがカルメン役として出演する。5万〜30万ウォン。お問い合わせは1544−1555、1588−7890。
劉潤鐘 gustav@donga.com






