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「ストリートのベテラン」、ソロコンサート初舞台

「ストリートのベテラン」、ソロコンサート初舞台

Posted March. 18, 2004 23:05,   

ダズ(Dazz)バンド「アソート・ユニオン」(Asoto Union)が、今月下旬に初のソロコンサートを開く。「Dazz」は「Danceable Jazz」を縮めた言葉で、グルーブ(Groove・楽しいリズム感)が大いに感じられるパンクミュージック。70年代、黒人ミュージシャンが自分たちの音楽を「ダズ」と呼んだ。

「初のソロコンサート」とは言うものの、「アソート・ユニオン」はすでに約10回の路上公演とクラブ公演を行ったアンダーグラウンド系の「ベテラン」である。彼らは02年5月から弘益(ホンイク)大学前や梨泰院(イテウォン)で路上公演を行い、話題になった。にもかかわらず「初」を強調する理由は、昨年12月に初めてアルバムを出したからだ。「アソート」はブードゥ教の儀式に使われる太鼓で「コンガ」とも呼ばれる。

「アンソート・ユニオン」のメンバーは、金バンジャン(ドラム・ボーカル)、イム・ジフン(キーボード)、金ムンヒ(ベース)、ユン・ガプヨル(ギター)の4人で、皆30才前後だ。

17日にソウル城北区敦岩洞(ヨンブクク、トンアムドン)のスタジオで会った彼らは、「ファンの声援が期待以上で、面食らった。僕たちは必ずしもアンダーグラウンドにこだわらない」と話した。

初のアルバム「Sound Renovates a Structure」は、国内の歌謡界で馴染みのないジャンルではないものの、2万枚近く売れ、「ボックスミュージック」などのインターネット音楽サイトのチャートにも上位にランキングされた。ソウルとジャズを組み合わせたことによる楽しいムードと黒人リズムにスムーズに合う韓国語の歌詞が彼らの音楽の特徴だ。

リーダーの金バンジャンは、「僕たちの音楽を体で感じてほしい」と話した。

今回のコンサートでは、アルバムにある「シンク・アバウト・チュー」を含め、メンバーたちが好きな米国ミュージシャン、オハイオ・プレイヤーズやラムゼイ・ルイスのヒット曲も入っている。彼らは「パフォーマンスが目標なので、これからも路上公演のように大衆と簡単に会える場を作る」と話した。彼らは17日に開かれた第1回韓国大衆音楽賞で特別賞を受賞している。

公演は26日午後7時半、27日、28日午後6時。ソウル東崇洞(トンスンドン)ジラーホール。3万5000ウォン。02−741−9700



金善宇 sublime@donga.com