1968年1月21日の大統領府襲撃事件当時、北朝鮮に逃走したとされた1人の北朝鮮特殊部隊員が、北朝鮮軍部内の最高実力者の一人である朴載慶(パク・ジェギョン、71)朝鮮人民軍総政治局宣伝担当副総局長であることが明らかになった。
この事実は、当時ただ一人捕らえられた金新朝(キム・シンジョ、63)氏が16日に発売された月刊「新東亜」2月号とのインタビューで話したことから明るみになった。
朴副総局長は00年9月11日、金正日(キム・ジョンイル)総書記の特使の資格で韓国を訪問した金容淳(キム・ヨンスン)労働党秘書に随行し、マツタケを渡して帰国した人物。
金氏は昨年末 ある忘年会の招請講師として出席し、「1・21事件当時、軍当局は南派武装軍31人のうち、私を除く全員が死亡したと発表したが、それは事実と異なる」とし、「その時北朝鮮に逃走した1人が00年にマツタケを持ってソウルの地を踏んだ人物だ」と話した。
金氏はまた、「ハンナラ党の朴槿惠(パク・グンヘ)議員が北朝鮮を訪れた時、金総書記が『1・21事件の責任者をすべて粛清した』と言ったが、事実ではない」として、「北朝鮮では命をかけて忠誠を誓った軍人を簡単に粛清しない。彼らは今も北朝鮮軍部内の実力者として残っている」と主張した。
一方、1・21事件当時、捜査を受け持っていたペク・ドンリム氏(当時防諜部隊捜査係長)は、「武装共産軍31人のうち逮捕した金氏を除いて確認された死体は27人だけで、残り3人の生死は最後まで確認できなかった」とし、「捜索作業の終了後しばらくして、北朝鮮放送で逃走に成功した1人の工作員を英雄視している事実を確認した」と語っている。
崔虎元 bestiger@donga.com






