野党ハンナラ党の当選4回の重鎮、辛卿植(シン・ギョンシク)議員が28日、「議院内閣制への改憲の総選公約論」を公けに取り上げ、しばらく静かだった議院内閣制論議に再び火がついた。
辛議員は同日、党本部で記者懇話会を開き、「今のような大統領制では、大統領が誤れば大統領一人の悲劇で終わるのではなく、国全体の悲劇になる」とし「党内で議院内閣制改憲に対する共感が広がっているだけに、来月に国政監査が終われば、対政府質問などを通じて問題が本格的に取り上げられるだろう」と主張した。
さらに「第17代総選挙で議院内閣制公約を掲げて(有権者の)絶対多数の支持が得られれば、議院内閣制が力を得る」とし「政権交代を数回繰り返し、国民の政治水準が高まっている。(国民は)議院内閣制にうまく適応するだろう」とつけ加えた。
辛議員はまた、「論議を通じて、現大統領の任期終了後に議院内閣制にするか、大統領制下で議院内閣制的要素を取り入れることなどが可能だろう」としながらも「問題は国民が与えた大統領の権限を停止することができるかということだ」と語った。このような発言の背景には、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の国政混乱を無条件に放置するわけにはいかないという国民世論が徐々に高まることへの期待感がある。
ある党幹部も最近、記者団に対して「盧大統領の国政混乱が長期化した場合、自然に『奪権』の次元で議院内閣制論議が公論化するだろう」と述べ、議院内閣制が公論化する可能性に共感を示した。
昨年の大統領選挙当時、大統領選挙企画団長を務めた辛議員は、李会昌(イ・フェチャン)当時候補の重要側近だ。辛議員は、議院内閣制論者である自民連の金鍾泌(キム・ジョンピル)総裁とも親交が厚いだけでなく、崔秉烈(チェ・ビョンリョル)代表と李会昌氏の「影のチャンネル」としても知られている。辛議員は「純粋な個人的意見」としたものの、その発言に重く受け止められるのはこのためだ。
しかし辛議員の発言に党内の初再選議員たちは直ちに反発した。
金文洙(キム・ムンス)議員は、「国民の民主化への熱望によって大統領直選制が成立した。民心にそむいてはいけない」と述べた。朴鍾熙(パク・ジョンヒ)議員も「大統領選挙で連続して敗北するや卑劣なやり方で権力を取ろうとしていると批判されるだろう」と批判した。
議院内閣制論者を自任してきた崔代表は最近になって「いま議院内閣制の論議は時期尚早だ」と慎重な姿勢をみせているが、世論の推移を注視しているものとみられる。
鄭然旭 jyw11@donga.com






