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乱立の西海岸開発計画 政府が新計画樹立へ

乱立の西海岸開発計画 政府が新計画樹立へ

Posted July. 21, 2002 21:45,   

対中交流の拠点として浮上している西海岸一帯の開発のため、政府が総合開発のための計画づくりに乗り出した。この作業には韓日中の3カ国の民官研究機関が参加する予定だ。

建設交通部(建交部)は21日、「自治体がいいかげんに立てた開発計画を整理し、西海岸高速道路の開通による波及効果を最大にする必要がある」とし、「西海岸地域のなかで、首都圏を除いた忠鋻南道(チュンチョンナムド)、全羅北道(チョルラブクド)、全羅南道(チョルラナムド)をカバーする総合開発計画をたてることにした」と発表した。

研究を総括する国土研究院のユン・ヤンス先任研究員は「今年の末までに基礎的な計画を、来年7月最終計画をそれぞれたてる予定だ。この計画は2004年から2020年の間に進める計画となる」と説明した。

▲なぜたてるのか〓中国から近いという立地条件を最大限活用し、乱立している自治体の開発計画を統合、調整して重複投資を防ぐという趣旨。

建交部によると、西海岸地域で各自治体がそれぞれ推進または、計画中の観光開発だけでも37件、13兆ウォンにおよぶ。しかも、西海岸地域の広域圏開発計画は、事業費だけで、53兆に達する天文学的な規模だ。京釜(キョンブ)軸にくらべ、相対的に開発されなかった西海岸一帯の交通施設網が急速に増えたため、これを活用した開発の必要性も提起された。

西海岸一帯には、西海岸高速道路が昨年末開通し、天安(チョンアン)〜論山(ノンサン)間高速道路が今年末に開通する。また大田(テジョン)〜唐津(タンジン)、公州(コンジュ)〜舒川(ソチョン)、全州(チョンジュ)〜咸陽(ハムヤン)、アンジュン〜平澤(ピョンテク)間高速道路が相次いで建設される。

このため、これらの道路網を活用して、観光団地、産業団地、レジャー団地などを造成すると、開発利益を最大化することができるというのが建交部の判断だ。

建交部のイ・ミョンノ地域開発課長は、「相対的にまだ開発が進んでいない西海岸地域を開発することで、国土の均衡発展も図ることができる」と期待している。

▲内容は〓各自治体が出した開発計画の優先順位調整が先に行われる。

百済文化圏、栄山(ヨンサン)文化圏、泰安(テアン)海岸国立公園、邊山(ビョンサン)半島国立公園、多島海(タドヘ)海上公園など西海岸一帯に密集した観光資源を活用した観光都市ベルト建設の可能性も検討される。

ユン先任研究員は「日本の瀬戸内海など先進国の開発モデルを参考にし、妥当性を検討する計画だ」と語った。



黃在成 jsonhng@donga.com