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芸能企画大手4社 贈収賄容疑で捜索 放送PDに逮捕状請求

芸能企画大手4社 贈収賄容疑で捜索 放送PDに逮捕状請求

Posted July. 12, 2002 23:41,   

検察が、大手芸能企画社の構造的な不正疑惑について、全面的な捜査に乗り出した。

ソウル地検刑事部(金圭憲・部長検事)は12日、国内芸能企画社のうち最大規模のS、G、M,S社の4社の事務所を贈収賄などの容疑で押収捜索を実施したことを明らかにした。

さらに、これら4社の会社代表とオーナーら10人の出国を禁止する一方、今後出国禁止対象者をさらに増やすとしている。

検察は、芸能企画業界の「ビッグ4」と呼ばれるこれら4社の、資金の造成過程と流れ、株式投資過程の適法性の有無などを集中的に追跡する方針。

検察は、押収捜索を通じて、会計関連資料が盛り込まれたコンピューターのハードディスクとディスケット、帳簿などを確保、分析している。これら芸能企画社の関係者と放送各社の編成責任者、PDなどとのゆ着関係を解明するのに捜査を集中させるとしている。

検察は、これら4社の関連口座を追跡しており、一部放送局のPDと芸能担当記者などにカネが渡った手がかりをつかんでいると伝えられた。

これら4社のうち2社は、コスダック上場企業であることから、検察はコスダック上場の過程で、政官界や放送局関係者らに株式や金品を贈っての工作が行われていたとする疑惑についても調べる計画だ。

一方、MBCテレビ局の前PDファン・ヨンウ(43)氏は昨年、新人歌手金某氏の父親から「息子を歌謡番組の『音楽キャンプ』に出演させてほしい」との請託とともに、6700万ウォン相当の金品を受取った疑いで検察から逮捕令状が請求され、12日ソウル地裁で令状実質審査を受けた。

こうした検察の捜査について、芸能関係者らは「これまでは慣行のように考えられてきた大手企画社による全方位ロビーの全容が、今般明るみになるのでは」と、神経をとがらせている。

歌謡界の関係者は「零細規模の企画社に限らず、スターを確保して放送局と対等な関係を維持している大手企画社も『管理』という名目で、持続的にPR費を投じてきた。PR費用は、アルバム1枚あたり3億ウォンが水準」と話している。



李明鍵 李承鍵 gun43@donga.com ddr@donga.com