米国は4日の独立記念日を迎えて、万一のテロに備えて、米全域上空で軍用機の哨戒飛行を行うなど、非常警戒態勢に突入すると、ホワイトハウスが3日発表した。
警察と連邦捜査局(FBI)メンバーが各所に配置され、ホワイトハウスと国土防衛局は、全国の約2000カ所で行われる行事に対し、特別監視体制を強化する予定だ。
米情報当局は、独立記念日にテロが敢行されるという具体的情報が確保されなかったことから、いったん、テロ警報の水準を5段階のうちの中間にしている。
首都ワシントンには、警官2000人が配置され、花火大会を見るため数十万人が押し寄せる議会前の芝広場には監視カメラが設置された。 行事の出席者全員は、検問所で持ち物検査を受けるようになる。 ホワイトハウスと国会議事堂付近の道路は、遮断された。
FBIは、テロリストらが米国と欧州内の大型競技場に対する情報を収集中だという警告を下している。FBIのビルユーバンク・セントルイス支部長は「テロ団体と関連のある者が、セントルイス・エドワードジョンーズドームとインディアナポリスRCAドームなどの映像をインターネットでダウンロードしたとの報告がある」とし「この2つの競技場を4日は閉鎖する」と発表した。






