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W杯を輝かすクラシックの名匠ら

Posted May. 15, 2002 09:18,   

* マレイ・ぺライアのピアノ独奏会

ぺライアは90年代に指を痛めたことがある。普通の人間であれば、絶望するか演奏を止めたのだろうが、ぺライアは毎日ヘッドフォンを被り、バッハの作品世界を探求した結果、指の回復とともにより広い自分の音楽世界を作り上げた。

超絶技巧よりは、生涯をかけて磨いた精巧さと思索に支えられ、当代トップの演奏者となった「ニューヨーカー」で、今回の演奏会ではベートヴェンのソナタ第27番作品e短調、シューベルトのソナタ第20番A長調、ショパンのバラード第2、3番を演奏する。

*ケネディー・コンチェルト

「ワールドカップの試合が見られるなら行きます」

公演のため交渉を続けた韓国のコンサートホール会長に99年、コンチェルトが話した言葉だ。主催会社が変わったが当時の約束とおり、W杯大会期間中に韓国でコンサートを開く。独特なヘアースタイルと破格的な舞台のため「ステージのパンク」と呼ばれてきた46才の「子どものような大人」だ。

英国出身で、ドロシー・ディレイの教え子だ。92年クラシックから引退すると宣言したが、97年、突然戻ってきた。伝統の技巧を無視した新たな音の連結と音色で演奏することで悪名高い。ところが、たまに我を戻したように「伝統にもとづく」演奏をするが、それは信じられないほど甘美な旋律を生み出す。KBS交響楽団との協演で、ベートヴェンの協奏曲D長調とビバルディの「四季」を演奏する。

* ベルリン・フィル 12人のチェリスト

世界最高のベルリン・フィルハーモニーのチェリスト12人のアンサンブル。70年代のビートルズからアームストロングに至る幅広い大衆音楽レパートリーを演奏し、厳格な貴族正装のイメージだったベルリン・フィルハーモニーに「カジュアル」のイメージを与えた。これまで韓国での演奏が数回行われ「新鮮さ」はそれほど高くないが、マンチーニーの「ピンク・パンサー」テーマ曲、ピアソラの「フーガと神秘」など柔らかい感じのレパートリーを演奏し、気軽に楽しめるコンサートにする予定だ。

*7人の音楽家

ピアニストの鄭明勳(チョン・ミョンフン)、イェフィム・ブロンフマン、バイオリニストのシュロモ・ミンツ、梶本、チェリストのミッシャ・マイスキー、鉠永昌(チョ・ヨンチャン)、ビオリストのユリ・バシュメット。名前を聞くだけでも興味が湧く世界トップのソリストらの室内楽の演奏。国内音楽家を中心に毎年公演されてきた「7人の男性たち」のいわゆる「インターナショナルバージョン」といえる。とくに、ビオラという楽器のステータスそのものをレベルアプさせた史上最高と呼ばれるビオリスト、ユリ・バシュメットの初めての韓国公演であるため、さらに注目を浴びている。演奏曲は、ブラームスのピアノ5重奏Op.34、ショスタコーヴィチのピアノ3重奏Op.2などだ。

*アラーニャ&ゲオルギューの2重奏

「第4のテナー」という広告コピーで有名なロベルト・アラーニャ、彼の夫人でトップクラスのソプラノのアンジェラ・ゲオルギューが演奏する舞台。最高30万ウォンという国内クラシックコンサートの史上最高の入場券価格で早くから話題を呼んでいる。「声、表現、外見ともすばらしいが人々を魅了するものはない」と評価されてきた2人が実際の舞台でどれほど強力なカリスマを見せるかが注目されている。ヴェルディのオペラ「椿姫」のなか「パリを離れて」などオペラの中の有名な2重奏とオペラ・アリアを演奏する。アントン・グァダニョー指揮、コリアンシンフォニーオーケストラ伴奏

*ニューヨーク・フィルハーモニー・オーケストラ

創設160周年を迎える「米国交響楽団の自尊心」。ドイツ出身の巨匠、クルト・マズアが彼の最後のシーズンにオーケストラと演奏する「告別コンサート」でもある。95年、11才のかわいらしい姿で、世界有数の音楽家のガラコンサートで演奏し、韓国ファンを驚かせた神童ピアニストへレン・ファンが18才の成熟した姿でショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番を演奏する(7月1日)。1日のメーンプログラムは、ベートヴェンの交響曲第3番「英雄」。2日には協演者なしにワーグナーの「タンホイザー」序曲、マーラーの交響曲第1番を演奏する。



gustav@donga.com