「李容湖（イ・ヨンホ）ゲート」を捜査中の車正一（チャ・ジョンイル）特別検事（特検）チームは１６日、李亨澤（イ・ヒョンテク）前預金保険公社専務から捜査中止の依頼を受けた金大中（キム・デジュン）大統領の次男、金弘業（キム・ホンオプ）氏の側近である金盛煥（キム・ソンファン）氏を来週、再召喚することにした。
特検チームは金氏に対し、李亨澤容疑者の依頼を受けて、李容湖被告が愼承男（シン・スンナム）前検察総長の弟の愼承煥（シン・スンファン）容疑者に金を与えた内容が記された通帳を保管しているという事実を、愼前総長と金弘業氏に知らせたかどうかについて取り調べる方針だ。
特検チームは、２０００年４月１３日の総選挙の直前に、李容湖被告が友人の朴（パク）某氏（４４）に渡した５０００万ウォンを受け取った金ボンホ前民主党議員が、主張をひるがえし、朴氏に後援金名目の領収書を渡さなかった、と明らかにした。
特検チームはさらに、金前議員が総選挙前ではなく、総選挙が終った後に小切手を現金にかえた事実を裁き止め、裁判所から令状の発付を受け、金前議員が現金を下ろした口座を調べている。
特検チームは、来週早々にも金前議員を召喚し、金を受け取った経緯などを取り調べた後、代価性が確認されれば刑事罰に処し、確認されなければ政治資金法違反の疑いで検察に捜査を依頼する案を検討中だ。
これに関連し、金前議員は「李容湖被告の金は、後援金として領収書を処理したものの、関連資料は落選した後廃棄した」としている。
一方、特検チームは、宝物引き揚げ事業の過程で、国家情報院や海軍などに支援を要請し、事業の収益金の１５％を受け取った李亨澤容疑者を１８日、特定犯罪加重処罰法上斡せん収賄の疑いなどで逮捕、起訴する方針だ。
丁偉用 viyonz@donga.com · myzodan@donga.com
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