
米国ニューヨークとワシントンで起きた過去最悪のテロを受けて米国内のすべてのスポーツが「オールストップ」となった。
米プロ野球メジャーリーグのバード氏は12日「国の悲劇に哀悼の意を表し、安全を優先して今日予定されていたメジャーリーグ全試合(15ゲーム)を中止して先送りする」とし、「事態の推移を見極めながら試合再開を決めていく」と話した。
ストと天候の悪化ではない緊急事態でメジャーリーグの試合が中断されたのは125年間のメジャーリーグ史上今回が4回目。正規リーグが中断となったのは第2次世界大戦当時に連合軍によるノルマンディー上陸作戦が繰り広げられた1944年6月6日以来57年ぶりだ。1923年にはウォレン・G・ハーディング大統領の死去でメジャーリーグがキャンセルとなり、1945年にはルーズベルト大統領の死去二日後、公開試合が取り消されたことがあった。
1942年1月15日ルーズベルト大統領が米国の第2次世界大戦への参戦を決める中でも「野球は続けられるべきだ」と言ったほど国民的なスポーツとされるプロ野球が電撃中断されたのは今回の事態の深刻さを如実に物語っている。
アリゾナ・ダイヤモンドバックスのコランジェロ球団主は「残りのゲームが全部キャンセルされても構わない」と述べており、ヒューストン・アストロスのゲりーハンシーカー団長は「今この瞬間、重要なのは野球ではない」と話した。
78年の歴史を誇り、米国スポーツの象徴とされるニューヨーク・ヤンキーズスタジアムはニューヨークが最初のテロに襲われた後、1時間30分で閉鎖された。 世界貿易センターのビルと16キロ離れているヤンキーズスタジアムでは現在警察が厳しい警備を行っている。この日ヤンキーズスタジアムではニューヨーク・ヤンキーズとシカゴ・ホワイトソックス戦が予定されていたが、19勝1敗を記録している投手ロジャー・クレメンス(ヤンキーズ)のメジャーリーグ新記録への挑戦で注目されていた試合だ。
メジャーリーグの残りの試合日程が不透明なため、一番注目されているバリーボンズ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)のシーズン最多ホームラン新記録達成にも支障が出ると見られる。18ゲームを残して63ホームランを記録しているボンズはこの日ヒューストンのエンロンフィールドで開かれるアストロスとの試合に出場する予定だった。
メジャーリーグ事務局は30チームに知らせるまで選手たちを自宅で待機させるよう指示した。
野球だけでなく、カーレースと大学フットボール、プロサッカーと女子サッカー、競馬などすべてのスポーツ試合が取り消され、週末までは各種のスポーツイベントが開かれそうにない。しかし、ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺後も試合を強行したために非難された米フットボールリーグ(NFL)は「今週末に予定されている試合をするかどうかはいまだ決まってない」と話している。
一方、パク・チャンホ(LAドジャース)とソ・ジェウン(ニューヨーク・メッツ)、キム・ビョンヒョン(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)など現地で活動中の韓国選手らは今回のテロによる被害はなく、ニューヨーク・ヤンキースとの試合のためにテロ当日の朝ニューヨークに着いたシカゴ・ホワイトソックスのイ・マンスコーチも無事だということ。
金相洙 ssoo@donga.com






