20日開かれる先進7カ国とロシアが参加する主要国首脳会議( ジェノバサミット)を1日後に控えた19日、イタリアのジェノバには嵐の前夜のような張り詰めた緊張が漂っている。
イタリア警察は2万人の警察力を投入して会場を中心に何重ものバリケートを設置した。
しかし、反グローバル化団体らは首脳会議の当日の20日、15万人が参加する大規模のデモで警察の封鎖網を突破する公言している。これを受け、一部では大規模の流血事態も起こりかねないと懸念している。
○・・・イタリア警察はG8外相会談が始まった18日から首脳会議の開催地のジェノバを事実上封鎖した。さらに 反グローバル化デモ隊の入国を防ぐため 開放していた国境に対する統制を再開した。首脳会議が始まれば、空港と汽車駅、港湾など、ジェノバに向かう全てのルートが閉鎖される。
警察は会場のドゥカーレ宮殿を中心に1次阻止線の「イエローゾーン(Yellow Zone)」、最後の阻止線の「レッドゾーン(Red Zone)」を設けた。レッドゾーンには車両の攻撃を防ぐコンクリートの防御壁と4m高さの鉄製バリケートが横立っている。警察は、会議参加者と特別な身分証を持ったレッドゾーンの居住者に限って出入りを認めている。
反グローバル化デモが過激化する場合、首脳会議の場所がドゥカーレ宮殿から港湾に停泊している船上に移るだろうとの観測も出ている。各首脳らは厳しい警備が敷かれた船上に泊まる予定だが、ブュッシュ米大統領は自国の警護員が警備する区域に泊まる計画だという。
○・・・ジェノバ市内は商店が閉鎖し街に人出が大きく減った上、放水砲と催涙弾で武装した警察が夜遅くまで巡察しており、まさに戒厳令が敷かれたようだと、地元の消息筋は伝えている。
イタリア当局はデモ隊の大量逮捕が避けられないという判断により、彼らを収容するため早くから囚人たちを他の所に移すなど、ジェノバ市の監獄を空けておいたとイギリスのBBC放送は報じた。
○・・・反グローバル化団体の代表らは「グローバル化を主導するG8首脳らの会合に反対する」という旗印の下、世界から ジェノバに集まっている。イタリア当局は現在既に3000人余りがジェノバに集まっていると見ている。
デモを主導している連絡団体「 ジェノバ社会フォーラム」は、警察の封鎖を前もって予想し封鎖作戦に突入する前にジェノバに終結するよう世界700の反グローバル化団体に指針を送った。
ジェノバ市内には「テロリストのオサマ・ビン・ラーデンを追随する人たちが首脳会議場に対する空中攻撃を準備している」という噂まで広がっている、と地元のマスコミは報じた。
反グローバル化運動家らはさらに「いたずら電話」という新しい作戦を駆使して警察の手を焼かせている。17日だけで「爆発物が見つかった」という電話が60通もかかってきて、緊張していたイタリア警察が慌てる場面もあった。
○・・・反グローバル化運動のスターであるフランスの農民運動家のジョゼ・ボベも18日にジェノバに到着し活動を開始した。
同氏はジェノバに到着して「数十万人の警察と軍人の保護の中に隠れているG8の首脳らが、今回の会議を世界を分割するための新たなヤルタ会談に作ろうとしている」と主張した。
同氏は99年末に米国のシアトルで開かれた世界貿易機関(WTO)閣僚会議の期間にシアトル現地でデモを主導したりもした。
phark@donga.com






