ASEM?焦点となる問題はないのではないか。欧州諸国の、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との関係改善以外には関心ないのである。しかし、アメリカの抜けたアジア-欧州間の多国間のサミットの結果を見守るつもりではある。ソウルのアジア・欧州会議(ASEM)への、アメリカ取材陣の共通の考えである。
アメリカはアジア太平洋経済協力会議(APEC)や世界貿易機関(WTO)、G8など多国間の国際会議が開かれると、常に大規模な取材陣を派遣し、西欧社会のマスコミの流れを先導してきた。
ところが金曜日の午後現在、ASEMのプレスセンターには、アジアと欧州地域の記者らが立て込んでいるだけで、アメリカの記者は見当たらない。プレスセンターに登録したアメリカの取材陣は合わせて70人程度。だが、AP通信やAPTN放送ニュースなど、全世界のマスコミに記事と画像を提供しているマスコミ社や取材支援チームが一生懸命に取材にあたっているだけで、残りの取材記者は10人にも満たないのである。
アメリカのCNN放送も、19日北朝鮮との国交樹立を明らかにしたイギリスのクック外務相をインタービューしたに過ぎない。
時事週刊誌タイムのステラー・キム記者は、アメリカが興味を持っている韓国のニュースは株価の暴落など、経済不安に関するニュースであり、ASEMに関する取材計画は特にないと述べた。アメリカのUSAトゥデイのワイズマン香港支局長は、ASEMそのものよりは、EUとアジアの出会いが経済に及ぼす影響について興味を持っていると述べた。アメリカ通信会社のある記者は、「EUがアメリカを排除し、アジアと独自の関係を模索するためにASEMを構成したのだろうが、うまく行くはずがない」としながらも、「EUとアジアとの関係がどのように展開されるかは注意深く見守っている」と語った。






