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韓東勲氏の党首脳擁立めぐり与党内で賛否両論、「草廬三顧」vs「大統領のアバター」

韓東勲氏の党首脳擁立めぐり与党内で賛否両論、「草廬三顧」vs「大統領のアバター」

Posted December. 16, 2023 09:03,   

Updated December. 16, 2023 09:03

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与党「国民の力」の議員たちが15日午前、非常議員総会を開き、韓東勲(ハン・ドンフン)法務部長官の非常対策委員長職をめぐって衝突した。党内の主流および執行部議員らは、「韓氏を草廬三顧(そうろさんこ・礼を尽くして人材を迎え入れること)で招聘すべき」と主張したが、非主流は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領のアバターで総選挙に勝てるのか」と反発した。金起炫(キム・ギヒョン)代表の辞任後、執行部空白事態の中、非対委体制への転換を準備しているが、非対委員長の人選をめぐって議員たちの意見が分かれ、難航が予想される。

同日午前、非公開で行われた議員総会では、18人の議員が発言し、予定時間を大幅に超えて2時間ほど行われた。党のシンクタンクである汝矣島(ヨウィド)研究院長の金成願(キム・ソンウォン)議員が最初に発言し、「非対委員長を中心にこの状況を揺るがさなければならない」とし、「この危機を乗り越えられるのが韓氏だ。草廬三顧で迎えなければならないと考える」と述べたという。親尹系(尹大統領系)の主流派である金碩基(キム・ソクキ)最高委員は、「最大野党『共に民主党』の李在明(イ・ジェミョン)代表に匹敵する知名度と支持率があり、裁判を受ける李氏と対照的な人物なので、検事出身だが問題ない」と話した。

一方、非尹系の金雄(キム・ウン)議員は、「党が龍山(ヨンサン)第2中隊の役割をしては、国民の支持は得られない」とし、反対の考えを示したという。曺海珍(チョ・ヘジン)議員ら重鎮議員も、韓氏に政治経験がないことを理由に、非対委員長よりも今後構成される選挙対策委員会で役割を任せるべきだという考えを示したという。金代表の辞任前、グループチャットで金代表を擁護していた新人議員らは、特に発言しなかったという。

同日の議員総会では意見をまとめることはできなかった。議員の自由発言が続くと、尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表は、「多様な意見が出され、すぐに決定を下すのは難しい」という趣旨の発言をし、「今後、さらなる議論を通じて議員の意見を収集する過程を経る」と明らかにしたという。議員総会が予定時間をオーバーしたため、11時に予定されていた2期議員懇談会も取り消された。2期目の議員らは当初、懇談会を開き、党の危機的状況の克服に向けた方策を議論する予定だった。


クォン・グヨン記者 9dragon@donga.com