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韓米、来月ソウルで外交・国防次官級拡大抑止協議体の開催を調整

韓米、来月ソウルで外交・国防次官級拡大抑止協議体の開催を調整

Posted August. 08, 2023 08:27,   

Updated August. 08, 2023 08:27

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韓米が来月、ソウルでハイレベル拡大抑止戦略協議体(EDSCG)を開催することを調整している。韓米首脳会談で発表した「ワシントン宣言」により、核協議グループ(NCG)第1回会議が先月初めて開かれたのに続き、来月には韓米外交・国防次官が代表として参加する拡大抑止協議チャンネルを稼働させるということだ。韓米は18日、韓米日首脳会談を機に行われる2国間会談でも、首脳間で拡大抑止を議論する方針だ。

7日、政府消息筋によると、韓米当局はEDSCGの開催と関連して、来月ソウルで代表団が戦略兵器などと連携した北朝鮮への警告メッセージを会議の前後にどのような方法で出すかなどについて協議している。昨年のEDSCGでは、代表団が米アンドルーズ空軍基地を訪れ、B-52戦略爆撃機を視察した。今年で4回目となるEDSCGがソウルで開催されるのは初めて。当初、韓国側は今月中にEDSCGを開催することを打診したが、米国側が国防政策次官の交代時期などを理由に来月中に開催する意向を伝えたという。

EDSCGは、北朝鮮の核・ミサイルの脅威・挑発時に、米国が核や通常戦力で韓国に拡大抑止を提供する方法を政策的・戦略的に議論するハイレベル協議体。朴槿恵(パク・クンヘ)政権時代の2016年10月に発足し、文在寅(ムン・ジェイン)政権時代の18年1月に第2回会議が開催された。それから約4年経った昨年、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権で再稼働した。昨年、韓米はEDSCG直後に初めて共同声明を出し、「北朝鮮のいかなる核攻撃にも圧倒的かつ決定的な対応」で合意した。北朝鮮の韓国に対する戦術核兵器の使用に対しても、米国が拡大抑止を提供することを再確認した。政府消息筋は、「今年、ワシントン宣言が出され、NCGまで稼働したことで、今回のEDSCGでは昨年よりも強化された対北朝鮮抑止メッセージが出るものとみられる」と話した。

今後、韓米は拡大抑止に特化した韓米間協議体をEDSCGとNCGのツートラックで運営する方針だ。NCGは核運用に焦点を当て、韓国が能動的に米国と共同企画、共同実行などを議論する協議体。国防政策など軍事分野の拡大抑止を取り上げてきた韓米防衛次官級協議会である既存の抑止戦略委員会(DSC)は、NCGが吸収することになる。これに先立ち、大統領室関係者は「NCGとEDSCGが互いにシナジー効果を発揮するだろう」と話した。


申圭鎭 newjin@donga.com