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イタリアがチャットGPT使用を一時禁止、「"個人情報保護基準を満たしていない」

イタリアがチャットGPT使用を一時禁止、「"個人情報保護基準を満たしていない」

Posted April. 03, 2023 08:49,   

Updated April. 03, 2023 08:49

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イタリア当局が対話型人工知能(AI)「チャットGPT」の使用を一時的に禁止すると明らかにした。イタリアはチャットGPTの使用を禁止した初の欧米国になった。

ロイター通信が1日報じたところによると、イタリアのデータ保護当局は「チャットGPTがイタリアの個人情報保護基準と規定を満たすまでサービスへの接続を一時的に遮断する」と先月31日明らかにした。チャットGPTが個人情報を侵害する恐れがあるということだ。

保護当局は、チャットGPTがアルゴリズム学習のために個人情報を大量収集して保存する行為を正当化する法的根拠がないと判断した。さらに、チャットGPT開発会社のオープンAIが20日以内に解決策を実施しなければ、チャットGPTの世界での年間売上の最大4%に達する罰金2000万ユーロ(約284億ウォン)が科されると警告した。

チャットGPTは昨年末に発売された後、世界的に大きな人気を集め、同時に倫理問題をはじめとする議論を呼んでいる。チャットGPTがアルゴリズム学習のためのデータをどこで得て、どのように処理するのか公開しないのも批判の的になっている。

ただ、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のマルグレーテ・ベステアー上級副委員長は同日、ツイッターに「私たちはどんな技術を使っても継続的に自由を増進し権利を保護しなければならない」とし、(EUレベルで)チャットGPTの使用を禁止しない考えを明確にした。


趙은아 achim@donga.com