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室内走り高跳び「金」の禹相赫、米国での屋外世界選手権優勝に向けて出国

室内走り高跳び「金」の禹相赫、米国での屋外世界選手権優勝に向けて出国

Posted July. 01, 2022 09:14,   

Updated July. 01, 2022 09:14

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「スマイルジャンパー」禹相赫(ウ・サンヒョク=26、国軍体育部隊)が新たな挑戦に向けて飛行機に乗った。

禹相赫は15日、米国オレゴン州ユージンで開催される世界陸上連盟(WA)の世界選手権男子走り高跳びで金メダルを狙う。今年3月に開かれた世界室内陸上選手権で優勝した禹相赫が今回も優勝すれば、1993年の「伝説」ハビエル・ソトマヨル(55)以来29年ぶりに1年間で屋外と屋内の世界選手権を同時に制覇することになる。これまで両大会を制覇した選手は4人だが、1年間での同時制覇はソトマヨルだけだ。

1987年から2003年まで1年間で屋内と屋外の世界選手権を開催した世界陸連は、2004年から偶数年に室内大会を、奇数年に屋外大会を交互に開催した。もともと昨年開かれる予定だった今回の屋外大会が東京五輪が1年延期されたため一緒に延期となり、「異色記録」誕生の可能性が生じたのだ。

禹相赫は30日、仁川(インチョン)国際空港の出国場を出て「(ライバルたちに私が)『越えられない壁』のように感じさせたい」という意気込みを語り、「最も重いメダルを持って帰るので応援してほしい」と話した。昨年、東京五輪で金メダリストを分かち合ったムタズ・エサ・バルシム(31)とジャンマルコ・タンベリー(30)も今大会に出場するが、禹相赫に顔に緊張している様子はなかった。禹相赫は、「(他の大会で)バルシムとタンベリに勝ったことがあるので、あまり気にしていない」とし、「自分のプレーに集中しながら、彼らが僕のために動じる姿を見たい」と話した。

2メートル35の韓国記録を保持している禹相赫の目標は、屋外の今季世界記録である2メートル34(イリヤ・イバニュク=ロシア)を越えて頂上に立つこと。禹相赫は、「私はいつも最高のタイトルを望んでいる。陸上で新しい歴史を書いて自分の名を残したい気持ちが大きい」とし、「今回の屋外大会の優勝記録は2メートル30後半台になるだろう」と語った。今季の禹相赫の屋外での最高記録は2メートル33だ。

禹相赫は現在、まず体重(67キロ)を1~2キロ減らしてジャンプ効率を高める考えだ。昨年12月、米国でトレーニングを行う時に82~83キロだった禹相赫は体系的なダイエットを行い、今年3月に68キロの体重で室内選手権を制覇した。トレーニングとダイエットを並行した時、最高の競技力が出た。禹相赫は16日の予選を経て、19日に決勝を行う。禹相赫は、「プレッシャーよりは期待感の方が大きい。実は今も早く走りたくてムズムズしている」と言い、「おそらく競技場は観客でいっぱいだろうと思うけど、その雰囲気を楽しみたい」と笑った。


仁川=カン・ドンウン記者 leper@donga.com