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「韓服を着る」行為が国家無形文化財に、文化財庁が指定予告

「韓服を着る」行為が国家無形文化財に、文化財庁が指定予告

Posted March. 25, 2022 08:42,   

Updated March. 25, 2022 08:42

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韓服を着る行為が国家無形文化財に指定される。文化財庁は24日、韓服を着ることを国家無形文化財に指定予告すると発表し、「韓服を着ることは、わが民族の重要な資産であるため、文化財に指定して守って行く必要がある」と明らかにした。今年2月、中国の北京冬季五輪の開幕式で、韓服をめぐって「文化工程」論議が起こった後なので注目される。しかし、文化財庁は、中国との関連性については線を引いた。

韓服は、新羅時代の土偶(土で作った人や動物の人形)など三国時代の遺物でも確認される韓民族の伝統服装だ。三国時代に下衣とチョゴリの韓服の構造が完成された。高句麗の舞踊塚の壁画には、ズボンとチョゴリを着て弓を撃つ男性の姿が描かれている。また、朝鮮時代に韓服の典型が確立され、1879年の開港後、西洋の衣服と区別するために「韓服」と呼ばれた。

 

19世紀末、西洋の衣服が導入されて普段着に大きな変化が起きたが、韓服の根幹は現在でも維持されている。死者に着せる寿衣(スウィ)や、生まれたばかりの赤ちゃんに着せる産着(ペネッチョゴリ)、名節に着る正月の晴れ着が代表的だ。文化財庁は今回の指定で、国民皆が伝承している文化という理由から、特定の保有者や団体を認めなかった。


イ・ソヨン記者 always99@donga.com