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仏ワクチン反対派が与党議員に「海草テロ」、マクロン大統領「容認できない」

仏ワクチン反対派が与党議員に「海草テロ」、マクロン大統領「容認できない」

Posted January. 12, 2022 08:32,   

Updated January. 12, 2022 08:32

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フランスの与党議員が、新型コロナウイルスのワクチン義務化に反対するデモ隊から「海草攻撃」を受けた。オミクロン株の出現で、欧州の主要国の議会でワクチン義務化法案が推進される中、これを主導する政治家に対する「反ワクチン」勢力の攻撃が相次いでいる。

 

フランスのラジオ放送局「フランス・アンフォ」などによると、カナダの沖に位置するフランス領、サンピエール島・ミクロン島が選挙区の与党所属のステファン・クレロ下院議員は9日、この島でワクチン反対集会に参加したデモ隊から屈辱を受けた。クレロ氏が、デモ隊と対話を試みている時、海草を積んだトラックが近づき、一部のデモ隊がクレロ氏に対して海草を投げつけたのだ。のだ。

クレロ氏は、「議会の決定に反対するのは自由だが、他人を攻撃してはいけない」とし、法的対応をすると明らかにした。マクロン大統領も10日、メディアに、「耐えることも容認することもできない事件」とし、強硬対応を示唆した。

フランスでは、オミクロン株の感染拡大で、1日の感染者が連日30万人以上発生している。新型コロナのワクチンの2回目の接種率は74%、ブースター接種率は36%にとどまっている。これに対して議会は、ワクチン接種者だけが飲食店やカフェなどの出入りと公共交通機関の利用を可能とする法改正を推進してきた。

ワクチンパス法案が難航の末、6日に下院を通過し、17日頃に上院での審議を控えており、反対論者などの抵抗が激しくなっていると、仏紙ル・モンドが伝えた。法案に賛成したアグネス・フィルメンルボド議員も2日、殺害脅迫メールを受け取った。ワクチン接種義務化を推進しているドイツでも1日、ワクチン反対論者らがカール・ラウターバッハ保健相の地域事務所を攻撃した。


金潤鍾 zozo@donga.com