Go to contents

3日から防疫パスの有効期限を適用、10日から違反時は過料

3日から防疫パスの有効期限を適用、10日から違反時は過料

Posted January. 03, 2022 09:20,   

Updated January. 03, 2022 09:20

한국어

防疫パス(接種証明・陰性確認制)に、3日から「有効期限」が適用される。有効期間が過ぎた人は、防疫パスが必要な施設に入場できない。有効期間は、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)ワクチンの2回目(ヤンセンは1回目)の接種を受けた日から180日までだ。3日を基準に、昨年7月6日、またはそれ以前に2回目の接種を受けた後、3回目の接種を受けなかった場合がこれに当たる。約45万人と試算される。1週間の試行期間を経て、10日からは違反時に過料と行政処分が下される。

防疫パスの満了者が3回目の接種を受ければ、その日からまた效力が生じる。2回目の接種と違い、3回目の接種は「接種後2週間経過」という基準がない。ワクチンを打たなかった新型コロナの完治者は、隔離解除後180日まで防疫パスの適用を受ける。その期間内に2回目の接種まで終えなければ効力は維持されない。新型コロナのブレークスルー感染者と青少年防疫パスの対象者は、3回目の接種を受けなくても良い。

3回目の接種を認証するためには、スマートフォンの接種証明アプリケーション(アプリ)からアップデートしなければならない。クーブ(COOV)やネイバー、カカオなどで「接種情報を読み込む(アップデート)」ボタンを押す。多人数利用施設の運営者も「キーパス(QRチェックインアプリ)」の初期画面に表示されるアップデートを行わなければならない。

一部では、防疫パスに反対の声も続いている。医師や一般市民など1000人あまりは先月31日、防疫パスの運営を中止すべきだという趣旨の訴訟を、ソウル行政裁判所に起こした。彼らは「防疫パスはワクチン未接種者に対する差別であり、基本権侵害だ」と主張した。

一方、2日、疾病管理庁によると、同日0時基準で国内新型コロナのオミクロン株感染者は1207人だ。地域社会の感染者(605人)が海外から流入した感染者(602人)より多く、国内での拡散が本格化したという分析が出ている。

オミクロン株の伝播速度は、現在優勢種のデルタよりはるかに速い。オミクロンは、最初の感染者の発生(昨年12月1日)以降31日ぶりの1日の累積感染者が1114人と、初めて1000人を超えた。デルタ株は最初の感染者が発生してから1000人目の感染者が出るまでに7〜8日間がかかったことを勘案すれば、伝播速度が2.5倍ほど速い。

専門家らは、今月中にオミクロン株がデルタ株を抜いて優勢種になると見ている。特に、オミクロン株はワクチンの予防効果が落ちることが知られているだけに、3回目の接種率が上がっても、感染患者の増加は避けられないだろうという見方が出ている。高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科の金宇柱(キム・ウジュ)教授は、「現在の距離確保措置を維持しても、今月末の一日の感染者は1万人に達するだろう」と予想した。


イ・ジウン記者 キム・ソヨン記者 easy@donga.com · ksy@donga.com