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企業の景気予測が7年ぶりに最高

Posted April. 05, 2021 08:45,   

Updated April. 05, 2021 08:45

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韓国メーカーの第2四半期の景況感の予測が大幅に改善されたことが分かった。新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)ワクチンの接種による景気回復への期待が反映されたものと分析される。



大韓商工会議所は4日、全国の製造会社2200社を対象に調査した「第2四半期の景気予測指数(BSI)」を発表した。その結果、景気予測指数は第1四半期(1~3月、75)に比べて24ポイント上昇した99と集計された。2014年第3四半期(7~9月、103)以降最も高い数値だ。BSIは、100以上なら「次の四半期の景気を前向きに見る企業が多い」という意味で、100以下ならその逆だ。

業種別には化粧品(107)、情報技術(IT)家電(105)、機械(105)、医療精密(104)、飲食品(103)などが基準値の100を上回った。一方、造船および部品業種(71)、出版印刷(86)、精油石油化学(90)などは100に及ばなかった。

大韓商議は同日、「主要国の大規模な景気刺激策および全世界でのワクチン接種の拡大などにより、国内メーカーの景気回復への期待感が高まっている」と分析した。

一方、アンケート調査に応じた企業は、「今年の経営全般に影響を及ぼす対外リスク」を問う質問(複数回答)では、為替変動性(42.9%)、原油価格などの原材料価格の上昇(27.9%)、米中貿易対立を含む保護貿易主義(25.5%)、新興国の景気低迷(24.3%)などを挙げた。対内的リスクを問う質問(複数回答)には、「新型コロナの再流行」(77.5%)、企業負担法案の立法(28%)、米国債金利の上昇による国内金利の発作の可能性(27.1%)、家計負債の増加(12.6%)などの順だった。


徐東一 dong@donga.com