Go to contents

全北の2連覇を導いたモライス監督が退任か

全北の2連覇を導いたモライス監督が退任か

Posted November. 04, 2020 09:27,   

Updated November. 04, 2020 09:27

한국어

プロサッカー・全北(チョンブク)の監督を務める間、チームをKリーグ12連覇に導いたジョゼ・モライス監督(55=ポルトガル、写真)が今季を最後に全北を去るとみられる。

モライス監督は2日、ポルトガルのメディア「RR」とのインタビューで「今年で2年契約が終わる全北に継続して居続けるつもりはない。違うチームを采配してみたい」と話した。モライス監督は、中国やポルトガルなどのプロチームからラブコールを受けているという。

全北の関係者によると、モライス監督は最近、「Kリーグ1優勝を2度(2019年、2020年)達成したことで自分の仕事は終わったと思う」と言い、間接的に再契約しない考えをクラブに伝えたという。同関係者は、「モライス監督が辞任の意向を明確に示せば、それを尊重したい」と話した。このため、モライス監督は蔚山(ウルサン)とのサッカー協会(FA)カップ決勝(11月)とアジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ(11~12月)まで全北を采配する見通しだ。

レアル・マドリード(スペイン)、インテル・ミラノ(イタリア)など欧州の名門クラブでコーチを務めたモライス監督は、崔康煕(チェ・ガンヒ)監督(現上海申花監督、Kリーグ1優勝6回)に次いで、2019年から全北を采配した。モライス監督は崔氏が築いた全北の戦力を維持し、リーグ最強の座を守り抜いた、との評価を受けている。

後任には崔監督時代からコーチとして選手たちを指導しているキム・サンシク氏(44)が有力視されている。1日、現役生活を終止符を打ち、AFCのA級指導者講習会の2次過程に参加中の李東国(41)はA級指導者資格を獲得すればコーチとして活躍できる。ただ李東国は、指導者生活を始めるタイミングについて、もう少し余裕をもって考えたいとの立場だ。


鄭允喆 trigger@donga.com