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マヒンドラ、双竜自の持分売却の代わりに有償増資を推進

マヒンドラ、双竜自の持分売却の代わりに有償増資を推進

Posted June. 22, 2020 08:35,   

Updated June. 22, 2020 08:35

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双竜(サンヨン)自動車の大株主であるインドのマヒンドラ・グループが、現在保有している双龍自の株式を売らずに、有償増資を通じて双龍自の新しい共同投資家を探したいという立場を明らかにした。

21日、双龍自によると、マヒンドラ側は、「双龍自の株式売却計画はなく、双龍自が新しい投資家を探すことを支援するという既存の方針は有効だ」と双龍自に伝えた。最近、双龍自が新しい投資家を探すために、三星(サムスン)証券とロスチャイルドの主幹事会社に選ぶと、マヒンドラが双龍自保有株式の74.65%を売却して双龍自から撤退するのではないかという市場観測を否定したのだ。マヒンドラのパワン・グエンカ社長(双龍自動車取締役会議長)もこれに先立って12日(現地時間)、投資家対象のカンファレンスコールで、「双龍自は新しい投資家を必要とする。投資家の確保を模索している」と述べている。マヒンドラが株式売却ではなく、有償増資を成功させて、外部資本を確保し、このお金で双龍自を再生させることに重点を置いていると解釈される。

マヒンドラのこのような説明は、現実的に株式売却が困難な状況も考慮したものとみられる。今年3月末基準で、双龍自が1年以内に返済しなければならない3899億ウォンのうち、バンク・オブ・アメリカ(BOA)の299億ウォン、BNPパリバの470億ウォン、JPモルガンの400億ウォンなどが外資系ファンドだ。ここには、マヒンドラが双龍自持分の51%を超えて保有しなければならないという条件がついている。マヒンドラが51%を超える株式を守って有償増資に成功すれば、融資金の返済延期まで垣間見ることができるという期待もできる。

しかし、マヒンドラの説明にもかかわらず、市場では、マヒンドラが双龍自から手を引くのではないかという見通しが後を絶たない。アニッシュ・シャ・マヒンドラ副社長が、双龍自側のお問い合わせに「新しい投資家が望めば、双龍自の株式を渡すことができる」と、異なる解釈の余地を残したのも、このような観測が説得力を得ている。シャ副社長は、グエンカ社長に次いで来年4月からマヒンドラを率いる人物だ。


徐亨錫 skytree08@donga.com