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メッシ、史上最多6度目のFIFA年間最優秀選手賞

メッシ、史上最多6度目のFIFA年間最優秀選手賞

Posted September. 25, 2019 08:27,   

Updated September. 25, 2019 08:27

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国際サッカー連盟(FIFA)の「ザ・ベストFIFAフットボール・アウォーズ2019」が開かれた24日、イタリアのミラノ・スカラ劇場。リオネル・メッシ(32=FCバルセロナ)は年間最優秀選手賞を受賞し、満面に笑みを浮かべた。メッシは2016年以降4年ぶりに同賞を受賞し、通算6度目に世界最高の選手に選ばれ、昨年まで5度受賞で並んだクリスティアーノ・ロナウド(34=ユベントス)との競争で一歩リードした。メッシは、各国代表監督と主将、ジャーナリストとサッカーファンで構成された200人以上の投票人団から46点を獲得し、38点のフィルジル・ファン・ダイク(28=リバプール)と36点のロナウドを大差で抑えた。

ロナウドは同日、メッシの受賞を現場で見守らなかった。3位となったが、表彰式に出席せず、自宅で過ごした。ロナウドは昨年の表彰式も、自身が受賞者でないことを知って出席せず、他の選手やファンから批判を浴びた。ロナウドは自宅のリビングルームで本を読んでいる写真をインスタグラムに掲載し、「今日の巨大な達成も小さなことから始まった」「夜が明けるといつも夜明けが来る」などと書き込んだ。

メッシは受賞の感想の中で、「僕はチームとしての達成をより大事にしている」としながらも、「でも今日は特別な日で、初めて妻と子供まで表彰式に出席し、とても嬉しい日だ」と語った。ロナウドの傲慢さを狙ったものではないが、メッシ特有の誠実さが伺える場面だった。投票でも、メッシはロナウドと比較された。メッシは、選手3人を1~3位に分けて行う投票で、ライバルのロナウドを2位に選んだ。1位はサディオ・マネ(27=リバプール)の名前を書いた。順位によって5点、3点、1点が与えられる。しかしロナウドはメッシの名前を挙げなかった。ロナウドは1位に所属クラブのマテイス・デ・リト(20)を選んだ。

メッシは昨季のラ・リーガで34試合に出場し、36得点を挙げ、欧州得点王タイトルの「ヨーロピアン・ゴールデンシュー」を受賞し、所属するバルセロナの優勝をけん引した。欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも12ゴールを記録した。昨季にレアル・マドリードからイタリア・セリエAのユベントスに移籍したロナウドは、31試合に出場し、21得点に止まった。この10シーズンで最も振るわない記録だ。

今回はファン・ダイクが受賞すべきだったという声も出た。欧州CLでリバプールの堅守をリードしたファン・ダイクは、DFでは初めてロナウドとメッシを抑えてUEFA選定の年間最優秀選手に選ばれた。UEFA年間最優秀選手にDFが選ばれたのは初めて。一部ではジャーナリストと各クラブの監督の投票で決まるUEFA年間最優秀選手とは違って、ファン投票と同僚選手たちの票を含めるFIFA年間最優秀選手の選定方式が「人気投票」に変質しつつあると指摘する声も上がっている。

一方、トッテナム・ホットスパーの孫興民(ソン・フンミン=27)は1位にチームメイトのハリー・ケイン(26)の名前を書いた。2位にファン・ダイク、3位にロナウドをピックアップした。パウロ・ベント韓国代表監督はファン・ダイクを1位に挙げた。


李沅柱 takeoff@donga.com