世界テコンドー連盟演武団、９月に平壌公演

世界テコンドー連盟（ＷＴＦ）演武団が創設４４周年を迎え、初めて北朝鮮の平壌（ピョンヤン）でテコンドー公演を行う。

ＷＴＦは３０日、「９月に平壌で開催される国際テコンドー連盟（ＩＴＦ）主催の世界テコンドー選手権期間中にＷＴＦ演武団が平壌を訪問して公演を行うことにした」と発表した。金雲龍（キム・ウンヨン）元国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）副会長の主導で１９７３年に創設されたＷＴＦが平壌で公演を行うのは初めて。

韓国を中心に発展してきたＷＴＦ演武団の平壌訪問は、北朝鮮が主導するＩＴＦと交わした合意議定書によるものだ。両連盟は２０１４年に南京で相互尊重と演武団の交流などを盛り込んだ議定書を交換した。それを受けてＩＴＦは２４日から３０日まで全羅北道茂朱（チョルラブクド・ムジュ）で開催されたＷＴＦ世界テコンドー選手権に演武団を派遣し、茂朱と全州（チョンジュ）、ソウルで全４回にわたって公演を行った。

ＷＴＦ演武団の平壌訪問の詳細の日程や規模などについては、来月２９日にチョ・ジョンウォンＷＴＦ総裁と訪韓中のリ・ヨンソンＩＴＦ総裁が会談して決まった。ＷＴＦ演武団は９月１６日から４泊５日間平壌に滞在し、平壌テコンドー殿堂で２回公演を行う予定だ。平壌を訪問するＷＴＦ演武団の規模は茂朱を訪問したＩＴＦ演武団と同じ３６人だ。

李宗錫 wing@donga.com