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新年休日を三連休にした北朝鮮

Posted January. 03, 2017 08:24,   

Updated January. 03, 2017 08:27

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北朝鮮住民が、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の「特別配慮」で正月に三日間の休みが与えられたことが分かった。新年の辞で異例の能力不足を吐露して頭を下げた金委員長の民心確保の試みと見られる。

対北朝鮮メディアのデイリーNKは1日、北朝鮮消息筋を引用して、「今年の正月は三連休を与えよと党が命じ、3日まで休むことになった」とし、「三連休は、昨年の『200日戦闘』の成果を激励する特別配慮と宣伝された」と伝えた。北朝鮮は本来、正月の二日間が公休日で、3日から新年辞の貫徹闘争という名目で全党・全国・全国民が堆肥を載せて農村を支援することが慣例だったが、今年はそれも延期になったという。名節を迎えて別途に酒・タバコなどの供給はなかったと消息筋は伝えた。

 

金委員長は2014年にも最高人民会議常任委員会の政令を通じて正月の休みを一日延長した前例がある。金日成(キム・イルソン)、金正日(キム・ジョンイル)政権から続いてきた正月二連休が金正恩時代には「配慮」の名目で揺れている。

金委員長が住民に休日を一日多く与えたのは、昨年早々から「70日戦闘」、「200日戦闘」などで住民をずっと苦しめ、不平不満がたまっていることを意識したためとみられる。また、今年の自分に対する本格的な偶像化に先立ち住民の歓心を買うための意図もあると分析される。



周成河 zsh75@donga.com