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三星物産の男性服「ジュンジ」、イタリアファッションショーで大喝采

三星物産の男性服「ジュンジ」、イタリアファッションショーで大喝采

Posted January. 15, 2016 07:55,   

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男性モデルたちが恐竜やロボット模様のイラストが刻まれたムスタングを着て舞台に出てくると、観客らが立ち上がって起立拍手を送った。

三星(サムスン)物産がグローバルブランドとして育成している男性ファッションブランド「ジュンジ」が、韓国ブランドとしては初めて、イタリア・フィレンツェで13日に行われた世界最大男性服展示会「ピッティ・ウォモ」でゲストデザイナーファッションを開いた。

今年で89回目を迎えたピッティ・ウオモは、1972年から毎年1月と6月に2回ずつ開かれる世界最大男性服展示会ともいえる。展示会の運営会は毎年、「ゲストデザイナー」として、世界男性服ブランドのうち、一社を選んでファッションショーを開いてきており、今年はジュンジが招かれた。これまで、この展示会にブースを構えて参加した韓国ファッション会社はあったが、ゲストデザイナーとして招待を受けた国内ブランドは、ジュンジが初めてだ。

同日のファッションショーで、ジュンジは英語の接尾辞(less=より少ない)」というテーマで破格の実験作品を複数披露した。従来の流行を解体させて新しい流行を作ってきたジュンジは、今回、男性と女性との境界を壊すファッションを披露した。日本出身のイラストレーター、空山基とのコラボで、ムスタングにイラストを入れた。ジュンジを率いるチョン・ウクジュン・デザイナー(三星物産常務)は、「『クラシックの転換』ということに重点を置いて、ライダージャケットとムスタングとを再解釈した」と明らかにした。

同日のジュンジショーは、三星物産の李敍顯(イ・ソヒョン)社長を始め、各国有名デパートのバイヤーやファッション業界の関係者700人余りが見守った。李社長は、「韓国生まれのブランドとして、世界ファッション業界に意味ある第一歩を踏み出したと思う。グローバル売り上げの拡大にさらに力を入れていきたい」と明らかにした。2012年、三星物産のファッション部門に合流したジュンジは現在、国内2か所(ロッテデパート本店、ギャラリアデパート・ブランド館)、海外で100の店舗を運営している。2020年まで、グローバル売上1000億ウォンが目標だ。



baek@donga.com