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「カカオトーク」のカカオ、韓国最大手の音楽アプリ「メロン」を買収

「カカオトーク」のカカオ、韓国最大手の音楽アプリ「メロン」を買収

Posted January. 12, 2016 07:25,   

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韓国の代表的なメッセンジャーアプリ「カカオトーク」を開発したカカオ社が、韓国最大手の音楽コンテンツ企業「メロン(Melon)」を買収する。同社が2014年10月にダウムコミュニケーションズと合併したのに続き、二番目に大きい規模だ。

11日カカオは、音楽コンテンツ事業者のロエンエンターテインメント(ロエン)の株式76.4%を、約1兆8743億ウォンで取得する予定だと発表した。カカオはロエンの筆頭株主であるスター・インベスト・ホールディングス・リミテッドからロエンの株式61.4%を、2位株主のSKプラネットから15.0%を買収する計画だ。

カカオは、ロエンが保有する音楽コンテンツをモバイルプラットフォーム(カカオトーク)を介して普及させ、自社の競争力強化に取り組む計画だ。また、ロエンのKポップコンテンツを海外進出の足がかりにするとしている。カカオのイム・ジフン代表は、「カカオのモバイルプラットフォームが持つ競争力とロエンの音楽コンテンツが結合すれば、そのシナジー効果は計り知れない」とした上で、「海外進出の良い機会を作ることができた」と話した。

カカオは買収資金のため、まずは自社の株式691万3339株の第三者割当増資を行い、約7544億ウォンを調達する計画だ。スター・インベスト・ホールディングスは有償増資に参加し、カカオの株式555万5872株(8.3%)を保有することになる。その場合、2位株主のテンセント(8.4%)に次ぐ3位株主となる見通しだ。

SKプラネットはロエンの株式(15%)をカカオに売却するかどうか、苦心している。スター・インベスト・ホールディングスと同じ条件でカカオに売却する可能性もあり、引き続きロエンの株主として残る可能性もある。

カカオは残りの買収資金約1兆1199億ウォンについて、現金資産約7500億ウォン(2015年9月末ベース)を含め、投資呼び込みや金融機関からの融資などを通じて調達する計画だ。カカオの取引代金の支給期限は来月29日までだ。



fighter@donga.com