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愛・幻想・冒険の世界が繰り広げられる、富川国際ファンタスティック映画祭が16日開幕

愛・幻想・冒険の世界が繰り広げられる、富川国際ファンタスティック映画祭が16日開幕

Posted July. 10, 2015 07:13,   

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ホラー、猟奇、SF、サスペンス、アクションなど、現実世界では経験できない「ファンタスティック」な映画が押し寄せてくる。

今月16日から26日まで開かれる第19回富川(ブチョン)国際ファンタスティック映画祭(BiFan)には、「愛や幻想、冒険」をテーマに、45か国の映画235本が上映される。開幕作はフランス映画「ムーンウォーカー(アントワーヌ・バルドー=ジャケ)」。閉幕作はキム・フィ監督の「退魔:巫女の洞穴」だ。

特別展としては、中国俳優・任達華の回顧展、メキシコ映画企画展、日本映画の巨匠・園子温の特別展が設けられている。

任達華は、チェ・ドンフン監督の映画「10人の泥棒たち、2012年」で「チェン」役でお馴染みの俳優。「PTU」(2003年)、「黒社会」(2005年)など、彼が自ら選んだ自分の映画5本と、監督デビュー作「迷離夜、Tales from the Dark1」(2013)を見ることができる。富山映画祭のユ・ジソン・プログラマーは、「香港ヌアール映画の代名詞ともいえる任達華が、映画の中で見せてきた彼ならではの『優しい男』のイメージを確認することができる」と説明した。

最近の映画の目立った流れの一つは、メキシコ映画の浮上だ。今年のアカデミー授賞式で作品賞や監督賞を手にした「バードマン」(アレバンドロ・イニャリトゥ)をはじめ、「グラビティ」(アルフォンソ・キュアロン)、「パシフィックリム(ギレルモ・デル・トロ)などがすべて、メキシコ人監督の作品だ。今回設けられたメキシコ映画企画展では、「魔女たちの時間」(1986年)、「天使と悪魔」(2011年)など、メキシコジャンル映画の歴史を見ることができる映画8本が上映される。このうち、「ハネムーン」(2015年)は、愛する男とのハネムーンを夢見てきた一人の女性が、彼女に片思いを寄せていた別の男に連れ去られて経験する悲劇を描いた最新作。イ・サンホ・プログラマーは、「メキシコ映画の底力をメキシコジャンル映画の過去と現在から探ろうとした」と説明した。

園監督は自殺や死、近親相姦など、敏感な素材を彼ならではのユニークな色合いで伝え、日本映画史に一線を画してきた監督。女子高生54人の集団自殺を素材に、日本社会に衝撃を与えた映画「自殺サークル」(2002年)をはじめ、「愛のむきだし」(2008年)など、8本を披露する。今年の新作「リアル鬼ごっこ」でも、修学旅行に行く女子高生が乗っていたバスが二つに割れ、40人の少女が死亡する。園監督ならではの反抗的青少年の気質を確認できる作品だ。チケットの前売りは、公式ホームページ(www.bifan.kr)でできる。売り切れとなった開閉幕式のチケットも、10日午後2時から追加販売する。チケット代は6000〜1万2000ウォン。



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