Go to contents

北朝鮮、西海の葛島に軍バンカーを建設

Posted May. 26, 2015 07:21,   

한국어

北朝鮮が最近、西海(ソヘ・黄海)の延坪島(ヨンピョンド)近隣の葛島(カルト)にバンカーの形をした軍事施設を5つ以上建設したことが、25日、確認された。北朝鮮が13、14日に、西海上の北方限界線(NLL)近隣で夜間砲射撃訓練を行い、韓国海軍の艦艇に照準射撃まで行った状況であり、新たな形の挑発を準備しているのではないかという憂慮が高まっている。

北朝鮮は今年に入って、通常戦力を強化する一方、大量破壊兵器(WMD)の開発にも拍車をかけている。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の水中試験発射に続き、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の訪朝承認を取り消した20日には、核攻撃の手段が小型化、多種化の段階に入ったと主張し、「我々の正々堂々たる自衛力強化に挑戦するな」と警告した。しばらくは南北間の和解ムードよりも、対決局面で緊張を高めることを予告したのだ。

国防部と統合参謀本部は、北朝鮮が葛島に地下バンカーの形で作った建造物が、延坪島の奇襲砲撃や西海NLL付近の韓国海軍艦艇への射撃のための海岸砲陣地など、韓国に対する攻撃施設である可能性が高いと見て、動きを注視している。この建造物は、島のあちこちに少なくとも5個以上つくられ、さらなる建設の動きも見られると、消息筋は伝えた。

北朝鮮は今年3月末から、兵力と装備を葛島に運び、掘削工事などをしてきた。

軍当局は、北朝鮮軍が葛島に海岸砲や長射程砲などを配備する可能性が高いと見ている。葛島に北朝鮮軍の砲兵戦力が配備されれば、北西島嶼を狙う最短距離の対南攻撃基地となる。北朝鮮がバンカーに軍兵力を常駐させ、陸上最前方の監視警戒所(GP)である対南観測基地として活用する可能性もある。



ysh1005@donga.com